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とある風紀委員の訴え〜風紀日誌抜粋〜

時雨・霧緒、高校時代


○月×日 担当;水崎
本日は生徒会の書類を生徒会長が持ってきた。委員長の機嫌が悪い。先程も強姦未遂の事件があったのだが、加害者が哀れに思える尋問だった。
「僕の機嫌が悪いときに違反できてよかったなぁ?たっぷり痛い目見せてやるよ」とか、これではどっちが悪役かわからない。しかもギリギリ病院送りにならない程度に痛め付けるとか、とても風紀を取り締まる人間のすることまは思えない。
勘弁してほしい。




○月△日 担当;坂上
今日は食堂に行く時間が生徒会と被った。否、あの生徒会長がわざわざ委員長の行く時間に合わせて行ったに決まっている。
顔を合わせるなり委員長は生徒会長を罵倒しはじめた。
「てめぇなんか顔だけだろうが」とか「俺様だのなんだの言われて、ただの自己中だろ」とか、「お前が居なければこの学園は八割増しで平和になるから死ね」「つーか僕の平穏のために死ね!」とか、委員長の罵倒を受けるとか羨ましい。自分もなじられたい。




△月□日 担当;山女
今日も委員長は生徒会長を意識しまくっている。
「僕の視界に入るな」と言ったら「会室が隣なんだから仕方ないだろう」と反論されたらしい。俺が思うに生徒会長は委員長が好きなのだろう。
だから会室を引っ越しするという委員長に反対したら拳を握って説得された。委員長こわい。




△月×日 担当;水崎
新しい風紀室に生徒会長が来やがった。委員長の機嫌はすこぶる悪い。
「てめぇはなんでいちいち僕の視界に入ってくんだよ!こっちはてめえなんかと同じ空気吸うのも嫌なんだよ死ねよ!」って、委員長、生徒会長嫌いすぎる。生徒会長が冗談のふりして「お前が好きだからだよ」と言ったが、照れるどころか本気で嫌がっていた。生徒会長は多分委員長に気があるのだと思われる。しかし委員長は本気で生徒会長が嫌いだ。
ざまぁ。


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あきゅろす。
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