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テニスの王子様 
4 庭球side
リョーマside


俺は、あの侵入者に近づくと黒髪の二人が此方を見て
一人が俺の名前を呼んで叫んだ。それに俺に突然の南
次郎さん?の息子とか訳が分かんないんだけど…
ホント最悪だよね。勝手に国に侵入してきて俺が喋ろ
うとしたら先に話すとか馬鹿だよね。どんだけ偉いか
知らないけどこの国では、関係ないっての!


「……ねぇ俺の名前知ってる訳?俺の名前とか他の国
とかに知られないようにしてるんだけど?何処で俺の
名前を聞いた」


俺の名前とか、いや、他の王子の人達もだけど…情報
が漏れないようになってるのにどうして…
この動揺を悟れないようにしないと特にあの眼鏡の奴


「貴様!有利の質問に先に答えたらどうだ!?有利は、
へなちょこだが僕達の国の王だぞ!!」


うるさいなぁ…それがどうした訳?


「はっ護衛に守られて一人では何も出来ない奴に荷物
に言って何が悪いの。どうせ、この世界の事も何も知
らない知ろうとしない奴でしょ。ま、後ろに居る護衛
もそんな王なら対した事ないだろうね。後ね、質問な
ら俺の国なんだからあんた達何か後回しに決まってん
じゃん」

王様に悲しんで苦しんで欲しくないから真実を伝えな
い奴等。

「ねぇリョーマ君だったかな。君こそ何も有利の事を
知らないくせに悪く言わないでくれないかな。これ以
上僕達の王様を傷つけたら何をするか分からないよ僕
達は…」

………。

「そうですね猊下俺も同じ意見です。リョーマ王子様
が先程から聞いていれば有利の事を色々言ってくれま
したけど有利は貴方より強いですよ。心も広く民から
も愛されていらっしゃる」

だがら何?

「そうですねー坊ちゃんは、お優しい方ですからね。
敵であっても助けようと一生懸命ですからね。優しい
故に傷つきやすい…」

それは遠まわしにこれ以上言うなと言ってんの…


「俺には、あんた達が言ってる事どうでもいい。民に
愛される?今、そんな事聞いてないし。それにさっき
から優しい方とか強いとか言ってるけど今、この場所
で聞いてないから」

ホントこの人達めんどくさい!!

「皆、俺の為に色々言ってくれてありがとうな。後は
俺からちゃん伝えるよ。その前に勝手に国に入ってき
てごめん。自分の事ばっかり考えてその国の人達の事
を考えてなかった…本当にごめん」

………。

「俺は、アンタに会って聞きたい事があったんだ。」


「何さ…くだらない事ならいますぐ追い出すから」


「分かった。アンタさ…俺と同じで昔、地球に居たん
だろ?南次郎さんの息子だろ?」

また、その人間の名前…俺は知らない。地球にも居な
かった。ずっとこの世界で…あれ

「知らない。勘違いじゃない?俺は元々この国の人間
だし…南次郎って人も知らないよ。で?もう話は終わり?」

あれ…名前を言った瞬間胸が痛んだ


「いや、絶対アンタだ!!何で嘘つくんだよ!!南次郎さ
ん達悲しんでたって俺の親父に聞いたんだよ。だから
戻ってやれよ!ほら、これアンタだろ!?」

そう言って一枚の写真を目の前に出してくる。それは
何処かの家族が写っている
その写真を見ると…目から涙が流れた

「ッ…意味が分からない。俺は知らない。」


涙が溢れて止まらない。


『リョーマ、すまないまだ、お前の居た国に戻る方法
が見つからないんだ』


『戻る方法が見つかったのだが、この国に長く滞在
していたせいで君の成長がこの国と同じで遅くなって
しまった。見つける事が遅くなってすまない』


『選んだのか?…そうか、じゃあ行って来い』

訳わかんない…こんな記憶知らない。
見たくない、思い出したくない!!


「なぁ帰ってやれよ!!お前だって帰りたいんだろ!?
だから泣いて…」


「うるさい!俺だってあの時、すぐに帰れたなら親父
達の所を選んでたよ!」

あ、あれ…俺、今なんて……ずっと此処でいたはず
なのに

「リョーマ!大丈夫?後は、僕達に任せて日吉君達と
部屋に戻っておいで。日吉君達、リョーマをお願い」


「はい、チビ助行くぞ」

日吉さんが俺の腕を引いて扉の近くまで連れて止まっ
て財前さん達を待ってるみたいだった

「赤也なにしよんや?置いていくで?」


「先に行っててくれ、俺もすぐ行く」


「しゃあないな、すぐに来いや?」

話はまとまり、俺は日吉さん達に扉の外に連れながら
自分の言った言葉について考えていた



赤也side


リョーマを泣かせやがって…こっちの世界もアイツの
事も何も知らないくせに…それにあいつら過去に触れ
やがって


幸村様居るから少し緊張するけど文句言ってやらねぇ
ーと俺の気がすまねぇ!!


「おい!お前ら何様か知らねぇけどな!リョーマを泣か
すんじゃあねーよ!!此処の世界のルールも知らない
癖に勝手な事を言ってアイツを混乱させやがって!!
ふざけんなよ!!後な一つだけ言っておくもう、リョー
マに近づくな」

言い切った。王様とかの視線とか集まって
るけど全然後悔なんてない


「赤也、よく言った。俺は嬉しいよ、でも後は俺達が
お前の倍の事言ってあげるからね」


「は、はいっす!!じゃあ光達の所行って来ます!!」



幸村様にすっごい笑顔で言われた!それと後、後ろに
黒いものも見えたぜ…あいつら生きて帰れんのかな

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あきゅろす。
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