テニスの王子様
２
私は青学に行くまでの間に龍兄から渡された資料を
読みリョーマの身に何があったのか全てを知った
「許せない、私の大切な弟に手を出すなんて」
潰されても文句は無いわよね
リョーマの事を裏切って悲しませて…怪我までさせといて何の代償を負わないなんて思ってるんじゃないわよ
「さぁ今から私達の大切な者に手を出した罪を受けてもらうから覚悟しときなさいよ」
同時刻 氷帝学園
「澪かしら?今の殺気の感じは…」
珍しいわね澪の殺気がこんな所まで感じるなんて何か
あったのね。もしかしたら私達呼び出されるかもしれないわね。まぁ行こうとは思っていたのだけど…
「あら…跡部君の顔色悪いわね。ま、この殺気じゃあ仕方ないのかもしれないわね。」
でも、跡部君の他に数名…この殺気に気づく者がいるのね。おもしろくなりそうね
まぁそろそろ助けてあげようかしらね
このままじゃあ練習も出来ないしね…
「跡部君、リングに火を灯して」
私は跡部君に近づいて小さな声で耳元で言った。コートの外で悲鳴が上がってたけど気にしない
「リングをか?あぁそういうことか…」
私の言葉を理解した跡部君はリングをつけるのを躊躇してたけどこの殺気には耐えられないみたいね
同時刻 立海大
「やっぱり澪の奴かなり殺気だってんなぁ…ま、俺も
今すぐ青学に行って元凶を殺したいぐらい怒ってるけどな」
でも、俺は澪みたい感情を表には出さないけどな
勘の良い奴に気づかれる可能性もあるからな…
俺はテニス部の部長をちらりと横目で見る。幸村は
青学の方角を見ている。
「幸村、何見てんだ…」
俺の声に反応した幸村が此方を向いた。その表情は
少し驚いているような…あ、何時もの癖で気配消し
てたわ
「別に何も。ねぇ祐斗、君はこの殺気に気づいてるんだろう…」
「さぁて何の事だか」
流石、幸村勘が鋭いな。マフィアか暗殺者の家系のどちらか?
「誤魔化さないでくれ。君は他の皆と違う気配がする。例えばマフィアとか…」
「マフィアか本当にそうならどうする?殺すか?」
別に俺は今、此処で殺し合いをしても構わないと思っている。別に誰が怪我をしようと俺には関係ないからな
「俺は祐斗、君と殺し合いなんかしないよ。だから少し殺気を静めてくれるかな」
俺はそう言われて殺気を出してる事に気が付いた。
「お前は何者だ?俺等の敵なら容赦はしない。俺は元暗殺者だ。簡単にお前も殺せる」
「君も教えてくれたなら俺も言わないとね。俺はマフィアだ。でも、君の敵ではないよ」
その言葉に偽りは見えなかった
「そうか…分かった」
俺等の邪魔をしないなら消す必要はない…か
ま、一応報告はしとかないとな
同時刻 四天宝寺
「殺気!?こんなとこまで…澪に皆何したの一体」
こんなに殺気が飛んでくるほどって…
あー誰かは分からないけど殺されるなそいつ…可哀想に
あ、光大丈夫かな?見に行ってみるか…
テニスコートに行って見ると謙也が光と白石の世話を
している。二人とも顔色が悪く凄く体調が悪そうだ
「…あーあ」
澪の奴も手加減したらいいのにな…
しかし光なら分かるけど何で白石まで?まさかどっかのマフィアとかか?
ま、用心に越した事はないか
「あ!春も一緒に手伝ってぇーな!!」
此方に気づいた謙也がニコニコしながら手を振ってくる。光は謙也の声で気づいたのか此方を向いた
「分かった、すぐ行く!!…此処にも面白い奴がいた」
忍足謙也…白石の親友で光の一番仲が良い先輩か…
家系が医療関係で誰にでも優しく後輩に慕われている
後、俺の気配に気づける奴…か
この情報は、澪に報告だな。
戻る進む
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
