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テニスの王子様 
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やっぱり仲間って言っても歪みが出来るとすぐに
簡単に破滅しちゃうんだ

所詮、言葉だけの繋がりなんて壊れるものだよね…
そんなの分かりきっていた事なのに何か苦しい
元凶が私を騙してあの裏切り物達と笑っているから?
それとも…いやそんなはずない


でも、私を嵌めたアンタは許せないよ。生きてるのが
嫌になるぐらい絶望をあげるよ。
俺の新しく思いついたゲーム。途中退場は、出来ないよ

時間制限もね。アンタが私に謝っても俺が満足する
まで行うよ。少しは、楽しめるかなアンタでさ

「楽しみ」

普通に生活していると何も起こらなくて?退屈ではないかな…命狙われてるし。でも、通っているときに感じた
変な気持ち。何だろう

「帰ろう。皆、心配してるかもだし」

もう誰も居ないだろうしね。夜だし…てか普通の奴なら
絶対に大変な事だよ閉じ込めるとかさ。それに鍵ぐらい
外しに来いっての!!それに遠慮なく殴ってさぁ怒られるの私なのに…

そんな事を思っていたらパリンと何かが壊れる音。
鉄のような…

そして扉が開かれて華奈姉と斬夜兄が現れてガバッと
抱きついてきた。暖かい…
でも、やっぱり紅は来ていないんだね。まぁ当たり前か
俺の命を狙ってるんだもんね

「姫様」

華奈姉と斬夜兄の気配が変わった。何かが近くに
居るんだ。

「見つけた」

斬夜兄が石を拾って躊躇なく気配がする方へと
思いっきり投げつけた。

そして数秒後、悲鳴と血の臭いがした。

「ビンゴだな。何処の誰か見てやる」


「えぇそうね」


「ま、俺等の姫に手を出したのが間違いだとわから
さないとな」

そんな会話をしながら声の主の方へと近づいていく。
てか、その前に私、青学での事話したかな?

「………」

その場所に行ってみると気を失って倒れている私を
嵌めた愛川美穂がいた

「こいつをどうする華奈?」


「決まってるわ。姫様が受けた制裁を受けてもらわ
ないとね」


「ま、初めは何処かに鍵を厳重に掛けて閉じ込めて
おくのはどうだ?」


「おもしろそうね。じゃあ私は使われていなそうな
場所にこいつを連れて行くから姫様と一緒に南次郎
さんの家に帰って色々準備していて」 


「あぁ分かった。じゃあ車も手配しとくわ」


「お願いね。」

二人の話は私の事を無視して勝手に進んでいく。
それにしても私に拒否権は、ないんだ

「ほら、行くぞ姫」


「ん、分かった。じゃあ気をつけてね華奈姉」


「私を誰だと思ってるの?私は優秀な暗殺者だった
んだから安心しなさい」

そう言って腕一つで女を抱えながら笑顔で言ってきた。
うん、すごく安心する

「うん、じゃあ行こうか斬夜兄」

私は、斬夜兄と一緒に華奈姉に背中を向けて歩き出す。
でも、明日起きたときにアイツどんな反応するのか
見たいかも…

「ふふ」


「どうかしたか?」


「ううんなんでもない」



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あきゅろす。
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