[携帯モード] [URL送信]

テニスの王子様 

「…まぁ仕方ないのかもしれんな」


あの子は、あの子達は悲しい環境で暮らし辛い思いを
し死んでしまった記憶を持ってしまっているのだから
仕方ないかもしれん。だが、わしはなお前達の闇を少
しでも早く傷を癒してやりたいものじゃ。

まぁ昔よりは、ましになったがな


『どうせ仲間だって言ってもすぐに裏切る』



『言葉だけなら何とでも言える。俺は、そんな言葉だ
けなんか信じない』



『人間なんか都合が悪くなれば、すぐに敵になる。所詮
有利な方にしか選べない弱い生き物』



『異質な存在は、どうせ排除する事でしか人間は生き
られない馬鹿な奴等』


そう、あの子の凍えた瞳が言っていた。何も感情が見
えず何処か遠くを見ているような感じがあった。そん
なあの子が、しばらくして同じような子供達と居り出
したんじゃったな。同じく記憶を持っているもの達と
……。あの子は、今ではその子達の傷を癒そうと頑張
っておるがなリョーマよ、お主が心を癒さなければあ
の達も癒されないのではないか


あの子達は、お主が大好きなのじゃから…


今はお主は、どんな生活を送っているのじゃろうな…


戻る進む

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!