テニスの王子様
7
リョーマside
「…ふわ、良く寝た」
また、俺あれから寝ちゃったんだな…
ガシャン!
急に外の方が騒がしくなった。
「何かいろんなとこが騒がしいけど何かあったのかな?」
窓から外の様子を見てみると数台の車…
「この気配…景兄と光兄だ!!」
リョーマは急いで身支度を済ませ出迎えるために扉の方を向かった
光side
はぁえらい目にあったわ…まさか、急にヘリコプターが
四天宝寺の屋上に止まるんや最悪やで
そして春が「行くぞ」って引っ張るんやもんな勘弁してほしかったわ…
走っていくときチラッて後ろを向いたら謙也さんが混乱して、部長が何か警戒するような観察してるような感じで見てた。
そん時の部長の気配は何時もと違うように見えたわ
「はぁ…」
あー学校に戻ったら質問攻めにあうかもしれんなー…
「なんだぁー?無理矢理連れて来たこと怒ってんのか?」
あぁそう言えば、春、隣におったんやったわ
「何でもないわ…」
春に文句言っても意味ないしな
「そうか?ならいい」
「………」
そろそろ屋敷に着くな、ほんま此処まで来るまでに疲れたわ…でもまぁ久しぶりにリョーマにも会えるけんえぇか…
でも、一体何の用で呼び出されたんやろうか?
ガチャ バン!
扉をあけようとした瞬間、凄い勢いで扉が引かれその中からリョーマが飛び出してきた
「光兄に春兄久しぶり!!」
リョーマが笑って抱きついてきた。しかし全然気配に気づかんかったわ…チラっとリョーマを見ると体の至る所に傷があった
「リョーマ、どしたんやその傷…」
「え…あー転んだだけだよ」
そう言うリョーマの顔は明らかに目を逸らして嘘をついているのをばればれで…
「なぁ自分、もう少し嘘つくんうまなったほうがえぇで」
ま、今日呼ばれた事とリョーマの傷…これで理由が分かったわ。澪さんはリョーマの事を純愛している、この傷を見て怒らないはず無い
「リョーマ、澪はどうしたんだ?後、景吾は来ていないのか?一緒に来たはずなんだが…」
「澪姉?まだ帰ってきてないよ。そういえば景吾兄と優奈
姉も何処にいるのかな?気配も屋敷の中にはあるのに…」
そう言ってリョーマは下に俯いて考え出してしまった
「リョーマ」
突然現れたのは龍兄さんや…この人も気配が無かった
なんやねん…気配消すのがはやっとるのかいな
「あ、龍兄…景吾兄達が居なくなったんだけど」
「あぁ景吾達がか、じゃあ俺が探してこよう。リョーマもずっと其処で話していないで部屋で話したらどうだ?あ、光に春も後でゆっくり話そうな」
それだけ言って龍兄さんは扉から出て行ってしまった
「分かった!光兄も春兄も行こう」
俺等は、リョーマに引っ張られるまま移動をした
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