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不知火
急く(夢主)


何故そんなにも必死に学ぶのか、と。

以前何度か問われた事もあった。



その度に‘時間が惜しい’とだけ返していたならば、其れを聞く者も居なくなったが。


しかし嘘ではない。
現に、全ての時間が惜しくて仕方がない。
そんな他人とのやり取りの間も煩わしく思う。


私には、時間が無い。
この体を蝕む毒が命を食らっていくのが先か、使命を全うするのが先か。


焦ってはいけない。
しかし急がなければ。


まだ足りない、あと一歩足りない。





私よ、早く力を着けてくれ。




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