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 新名旬平。
軽くて、チャラくて、女の噂が絶えないヤツ。
 中学の頃から、ヤツに対する悪評は数知れず。
なのにすっごい話を仕入れてきたよ、ヤツの話題で今日もクラスの女の子が机を囲む。
「新名旬平とHすれば女度アップ!」
「……えー」

Hどころかちゃんと男の子と付き合ったことない私には、とっても刺激が強い噂話。嘘かホントかなんてそっちのけで放課後の机を囲む。夕暮れも赤い顔を隠してくれたしね。
新名旬平はそんな話に必ず出てくる代名詞みたいな男の子、だった。


だから、実際目の前にいるチャラ男が新名旬平だって知った時はビックリした、
あんまりにも噂どうりだし。
ちょりーすとか言っちゃってるし。
中身がチャラチャラしてるならって探した学年順位は私の名前の飛び抜けて上。
私より全然頭いい。
色んな意味でつかみどころのないチャラ男。
でも子供っぽい、
で今日も私はほうきを振り回すわけです。



「」
「」
「」
「」
「」
「」


キレイ……


『「」
「で、オレの恋心はあの人には届いてないわけでして。」
「なんでよ」
「それを言わせちゃう?俺に」

「たんにオレがヘタレだからだよ。どんな形でもあの人の近くにいたいって」「」
「でも時々全部壊したくなる。」
「」
「押し倒してヤっちゃって体も心もあの人なんて見えねーくらいオレで満たしてやりてぇ」
「」
「………最低でしょ。」
「最低だねー」

でしょ? へらっと笑ってうつむいて、

うつむいた顔は私なんて全然うつってない。

ぐっと噛み締めた口元が赤くなってるように。

『抱いてよ』

傷ついたような
むきだしの
変わりなんてそんなものになりたいわけじゃない
だけどむきだしのにいなの隙間がみえた
私はそれをりようしたので
それでいいから

自分ではずした
まったく動きをみせない。
少し大人


『あ、あっ、ごめんなさい!』

みなこさん…
ヤバい絶対に誤解した。
くちゃくちゃになった服をかき集めて、惨めな自分を隠す様にみに待とう。


『ホント最低。』


『おいかけないの?』
『…………今はアンタ。泣いてる女の子一人残すとかそこまで落ちてないんで、』
『バカだねー』
『早く着替えろって。』


ホント、馬鹿……







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