疑問
・・・え？
・・・紫藤って
あの方が・・・？
・・・どうして、雪くんの事
知ってるの・・・？
雪くんは、あの方と・・・
知り合いなの・・・？
僕が、呆然と雪くんの顔を眺めていると、
「紫藤が、気にするくらいだからどんなヤツかと思って、わざわざ出向いてきてみりゃ、何だ唯のキモイオタクじゃねぇか。」
「え〜。雪は面白いよ？僕達気に入っちゃったもん！」
「「ね〜！！」」
突然現れた、生徒会長が雪くんを貶（けな）すと、双子達は、顔を見合わせながら仲良く反論していた。
「へぇ・・・。お前たちまで・・・。てめぇ、いったい何者だ？」
鋭い目つきで、雪くんを睨み付けている会長に、
「唯の転入生だ。それ以外何者でもない。」
雪くんは、怯むことなく答えた。
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