[携帯モード] [URL送信]
生徒会登場 2



 ゴホッゴホッ

 
 ご飯を掻き込みすぎて、咽(むせ)ている雪くんの背中を「大丈夫?」と慌てて、擦っていると、雪くんは更に顔を真っ赤にして、「大丈夫だから」と僕を手で制した。




「あははははは!!」


「転入生っておもしろ〜い!」


「わかりやすいよね?」


「うんうん!わかりやすい!」


「しかも、純情だし?」


「あはは!純情純情!」


「う、うるせ〜!!」


 すごく楽しそうな双子達に、雪くんが真っ赤になって怒鳴っていた。





「あはは!雪っておもしろいね!」


「うん!おもしろい!」


「僕、気に入っちゃった!」


「僕も僕も!」


「「雪!これから僕達のことは、流星、諒星って呼んで?僕達、雪のこと気に入っちゃった!」」


 そう言って、双子は雪くんに抱きついていた。





「わ、わかったから!離れろって」


 雪くんが、暴れていると、






「そいつが、紫藤の言ってた転入生か・・・。」


 いつの間に近くに居たのか、色気のある声が、辺りに響き渡った。
 
 



[*前へ][次へ#]

7/35ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!