幸せは自分で掴むもの
3
魔王だぁぁぁぁっ!!!
あっ、けど、もう鼻血は止まってるみたいって、そんな事はどうでもいいんだっ!!
「今井くぅぅぅんっ!!!」
「・・・何にもしやしねぇよ。なぁ?・・・<彼氏?>」
今井君の肩を抱き込んで、これでもかって言うほど口角を上げているけど、目が笑ってないっ!!
その笑い方も、妖艶でカッコいいけど、それは遠目で見るから良いんであって、あんな近くで、しかも肩を抱き込まれて覗き込まれる様に言われてたら溜まったもんじゃないはずだっ!!
魔王に囚われたロ〇オ・・・。
骨は拾ってあげるからねぇ・・・。
今井君の為に頑張ると言いながら、速攻で見捨てたジュリエ〇ト・・・。
ゴメンよ・・・。
相手が悪すぎるよ・・・。
その魔王は、最強だっ!
・・・・・・・
けど、なんで、竜ちゃんは、今井君ばっかり構うんだろう?
今井君の良さにやっと気付いたとか?
ってそんな感じじゃないか・・・。
どうしたんだろう?竜ちゃん・・・。
何が気に食わないんだろう?
ん〜、ないとなくだけど、<彼氏>の部分をやけに強調していたような・・・。
って、唯の気のせいか?
だって、皆が、勝手に勘違いして、楽しんでるだけなんだから。
竜ちゃんも、もしかして、勘違いしてる?
今井君が、僕の彼氏って?
・・・・・・・
・・・もし、それで不機嫌になってたんだとしたら嬉しいと思っちゃった僕のこの感情は、一体・・・。
・・・・・・
・・・・・//////
・・・いやいや、まさか、ね・・・。
あは、あははは・・・・今は、考えないでおこう・・・。
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