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服装検査

 立海中は月に一度、服装検査が有る。今日は冬服に移行して初めての検査で、冬服は夏服より違反をし易いから、教師達も何時もより目を光らせて居た。
「次、切原」
 呼ばれて切原は教室に入る。五人ばかりの教師らが切原を見詰めた。
 教師らが思った通り、切原はシャツの襟をだらしなく開きネクタイは緩め、中には指定外のカーディガンを着込み、ズボンは若干下げて居た。立海中は他よりずっと真面目だから、切原の其れだって同年代の平均みたいな格好だったが、教師らはため息を吐いた。切原は平生通り生意気な笑みを浮かべて居た。教師らの為に悔しい事は、切原はどんなに成績が悪くても、其の可愛い顔を武器にして難を逃れてしまうのだ。
「全くお前は…」
 然う言うものの、どうも強く叱ろうと言う気持ちは起きない。其の中、今日だけは決意した様な面持ちの英語教師が凛と口を開いた。
「切原はどうも特別指導が必要な様なので、次を進めて下さい」
 切原は苦虫を噛み潰した様な顔をした。其の英語教師は切原の嫌いな男で、授業中は遊び心は皆無だし、若い癖に威張っててインテリ振って見える。切原は彼を、見た目は柳生先輩の中身は真田副部長、と密かに呼んで居た。
「来い、切原!」
 強く腕(かいな)を引かれて、切原は一層顔を歪めた。

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 二人は人気の無い、今は使われ無い教室に来て居た。其処で早速教師はブレザーを脱ぐよう指示した。切原は面倒を起こさない為、従った。
「お前はこの間ゲーム機を持って来ただろう」
 教師は切原のブレザーを入念に探った。切原は何も答え無かった。
「こちらには何も無いかな」
 切原のブレザーを捨てると、今度は切原の背後に回りズボンのポケットに手を入れた。彼の手が弛いポケットの中でもぞもぞと動いて、切原は不快感を抱く。
「何するんスか!」
 只、反抗的に言った。瞬間、ポケットの手が切原の身体の中心をまさぐった。切原は急な事に頭がついて行かない。切原が動転して居ると、教師は、今度は確実に切原が感じる様に股間を揉み始めた。
「やっ…やめろ…!」
「ふん。こんなに反応しているのに。本当はやめて欲しく無いんだろ」
 教師はポケットから手を抜くと、手早く切原のベルトを外し、ズボンと下着を一遍に下ろした。
「うう…」
 切原は羞恥と悔しく思うので、涙が流れた。自分の股間を扱く教師の手を力無く叩いた。
「お前は何時も厭らしい顔をしているが、此処に玩具でも隠してるんじゃ無いのか」
 教師は片手で切原の陰茎を握ったまま、後ろの穴を探った。
「ひっ…あっ…」
 切原は熱い息を吐いた。教師の指が穴に侵入して来る。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…ああっ…」
 切原は必死に首を振った。
 其れを認めると、教師はいよいよ愉快そうに笑った。指をどんどん奥へ入れる。
「あっ…あんっ…いやだよぉ!」
 切原は身体をくねらせた。
「馬鹿を言うな。お前の其の顔はよがって居るじゃ無いか」
 然う言って、教師は陰茎を素早く扱いて、穴に入れた指を抜き差しさせた。
「あっあっ…」

 何時しか切原は、すっかり抵抗をやめ、教師に身を任せた。






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