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鳥の名であれば




「嗚呼、今日も晴れているわ」
「なぜ晴れているのが嫌いなの」
「嫌いじゃないの。ただ、面倒なだけ」
「面倒?」


(だって晴れていては神様に祈れないもの。
空想だけで生きていけるなんて思ってはいないけど私にとって祈ることは糧
だって誰だってそうでしょう?誰だって誰かに縋って生きているのでしょう?
貴方が私に縋っているようにね、恭弥

そして気付くのよ。私はいつでも貴方に縋って生きていたのね)


彼女は曇り空を好んだ
それは僕が曇り空が好きだからで 僕は稀に笑顔を零すのだ
空想なんて 所詮そんなもの だ よ






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あきゅろす。
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