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【保健室で…】★
高校生×大学生パロ


「宍戸さ〜ん」

俺は授業が終わると真っ先に宍戸さんの居る保健室へとやってきた。

「さん、じゃなくて先生だろ?」

宍戸さんは保健の先生と向かい合うように椅子に座っていた。
保健の先生は呆れたような笑顔を向けてくる。

「だってまだ先生になってないもん」

俺は椅子を引っ張り出してきて、宍戸さんの横に腰掛けた。

「先生として来てんだから先生だろ?」
「…誰も呼んでないけど」
「なんか言ったか?」
「いいえ」

小さい声で言ったのに聞こえていたらしく睨まれてしまった。
相変わらずの地獄耳である。

宍戸さんは高校を卒業してからは先生を目指して勉強してる。
今、高校に来ている理由は、教育実習生としてだ。
宍戸さんはまだ大学一年生だけど、通っている大学は実習を多く取り入れて体で慣れろという方針らしい。
だから、一年の宍戸さんが実習生として来ているのである。

「じゃあ、お邪魔虫は退散しようかしら」
「えっ?いいですよ別に…」
「久しぶりに、先輩後輩で話したい事もあるでしょう?私は職員室に居るから何かあったら来なさいね」

そう言って立ち上がる先生を慌てて宍戸さんが止めるが、結局先生は出ていってしまった。
ご丁寧に鍵までかけていく。

「久しぶりも何も…」
「毎日会ってますよね」

二人で顔を見合わせて苦笑する。

高校を卒業すると同時に一人暮らしをした宍戸さんの元に、押し掛ける形で同棲させてもらっている。

まあ、俺としては二人きりになれて嬉しいかぎりなのだが。
しかも保健室。
やる事は一つしかないだろう。
最近は忙しくてしてなかったし…。

「ねぇ、宍戸さん」
「ん?」

お茶を飲みながら答える。
熱かったのか舌を出して、しかめっ面をする。

可愛いなぁ……じゃなくて!

「…したいんだけど」
「ブフッ!」

飲んでいたお茶を吹き出す宍戸さん。

「うわっ!…宍戸さん汚いっすよ」
「ゲホッ!ゲホッ…お前がいきなり変な事言うからだろうが!」

咳き込んでいる宍戸さんに抗議すると、真っ赤な顔で怒鳴られた。

「だってしたくなっちゃったんだもん」
「『だもん』じゃない!…まだ授業があるだろ?」
「宍戸さんはもう無いでしょ?俺はさぼればいいだけだし」
「さぼるなよ…。とにかくダメだ」

宍戸さんは立ち上がり出ていこうとする。
その腕を掴んで、横抱きにする。
いわゆるお姫さま抱っこなわけで、宍戸さんは恥ずかしさから頬を赤くする。

「は、放せ!!」
「嫌です。…って、痛!」

ポカポカと叩かれながら、ベッドへと運ぶとゆっくりと宍戸さんをベッドに降ろすした。
宍戸さんの腕を掴んで固定したまま自分のネクタイを外す。

「…何するつもりだ、それで」
「こうします」

そう言うと、宍戸さんの腕を持ち上げてベッドのパイプに括り付けた。
宍戸さんは万歳をした格好になり、足しか動かせなくなった。

「ってめえ!ふざけんな、外せ!!」

自由な足で蹴ってくる。
その足を掴んで押さえ込む。

「くっ。〜っの馬鹿力が!」
「結構大変なんですから、力抜いてくださいよ」
「てめぇ、これ以上したら殺すぞ」
「宍戸さんに殺せれるなら本望ですよ」
「なっ!」

足の力が少し弱まったので、体を前に倒しつつキスをした。
宍戸さんはキスが好きらしい。
あんなに嫌がっていたわりにはおとなしく、されるがままになっている。

閉じてる唇を舐めると、少し開く。
こうしないと絶対に宍戸さんからは開いてくれない。

「っん。…んん…」

歯列をなぞったり、舌を絡めたりする度に宍戸さんからは鼻に抜けた甘い声がする。

俺はキスをしながら宍戸さんのシャツのボタンを外していった。
宍戸さんは、キスに夢中なのか、もう抵抗する気がないのか何の反応も帰ってこない。

ボタンを外し終わると、胸に手を這わせる。
少し触れただけでピクンと反応した。

「いつもより敏感だね…」
「んん…ちがっ!…」

耳元で囁くと宍戸さんは、耳にかかる息にも感じてしまうのかイヤイヤをするかのように頭を振る。

「宍戸さんは嘘つきだね。…ココはもうこんなになってるのに」

そう言って、キスだけで形を変え始めていた胸の突起を掴む。

「んっ!」
「ほら気持ち良いんでしょ?」

片方を指で押したり、摘んだりしながら、もう片方に舌を這わせる。

「ひぁ!…ん…ゃめ」
「なんで?好きでしょ、宍戸さん」
「…ちがっ…」
「乳首だけでイってみる?」
「なっ!」

宍戸さんの体がより一層強ばった後、少しづつ震えだした。
目だけで上を向いた俺は、驚いた。
宍戸さんの目から次々と涙が流れていたから。
いつもの生理的な涙でないことは震えて、声を押し殺す様子からわかった。

「し、宍戸さん!?」
「なん…なんだよ、ぉまえ。…俺が拒んだ…から?」
「…え?」
「お、俺が…恥ずかしぃ…事、ばっかり…っ」

嗚咽混じりに話す宍戸さんに非常識にも可愛いと思ってしまった。
でも、なかなか泣き止まない宍戸さんにどうしようもない罪悪感を感じる。

「ごめんなさい。一緒に学校に居られる事が嬉しくて…」

止められなかった。
中学や高校の時を思い出して、どうしようもなく抱きたくなった。
昔よりも少し伸びた髪やスーツを着ている宍戸さんに何故か堪らなくなる。

「ごめん。泣かせるつもりはなかったんです。…でも」

でも、今更止められない。



「?…うゎっ!」

俺の次の言葉を待っていた宍戸さんからズボンを下着ごと一気に脱がした。
少し存在を主張し始めている自身を撫でる。

「ひぁっ!…やめ…」
「ココは止めてほしくないみたいだけど?」

自身を上下に扱くと少しづつ、しかし確実に硬度をましていく。
良いところを攻めていくと、先端からは耐え切れずに先走りが流れる。

「凄い…。やっぱりいつもより感じてる?」
「あっ…ん…あぁ…あ、あん」
「喋れないほど気持ちいいの?」

宍戸さんは口を押さえることが出来ないから、声を止められないみたいで喘ぎ続ける。
顔は既に、涙と涎でぐちゃぐちゃだ。

「んぁ!…ちょた…もぅ」

宍戸さんの腰が揺れ始めたのを見ると、俺は自身を愛撫していた手を離した。

「や!…なんで…?」

絶頂にイキかけた時に離されたので、宍戸さんからは不満の声があがる。

「一回で済ませたいから、一緒にイキましょう?」

そう言いながら、俺は宍戸さんの蕾へと指を進めた。
一本目は難なく飲み込んだ。
少しづつ中を解していく。
「んぁ…あ、あ…」
「大丈夫?」
「…ん、へぃき…」

指の数を三本まで増やしていき、前立線を擦っていく。
宍戸さんは前立線を指が掠めたり、擦ったりする度に一際甘い声で鳴いた。

「…あ、…あ!ちょうた…ろ…はやく!…」
「…宍戸さん!」

指を抜くと代わりに昂ぶった自身を蕾にあてがった。
そのまま挿れていく。

「ひぁあ!…いっ…てぇ」
「くっ…。力抜いて?宍戸さん…」
「やっ、…むりぃ…」

十分解したつもりだったが、俺のが昂ぶり過ぎたのか宍戸さんの中はきつかった。
宍戸さんも久しぶりの痛さに無意識に力を入れてしまっているようだった。
仕方ないので、宍戸さんの萎えかけている自身を扱く。

「あっ…ちょ…、まっ…!」
「待てません…」

少し力が弱まった隙を付いて、一気奥までに腰を進めた。

「あああっ!…っや」
「駄目ですよ、まだイっちゃ…」

挿れただけでイキそうになった宍戸さんの自身の根元を押さえてイケないようにする。

「やだっ!…ぁん、離し…あっ…」
「嫌です…。…一緒に」

腰を少しづつ動かしていく。
正直、俺も限界だったのだ。
何度も前立線ばかりを攻めていると、宍戸さんの自身からはトロトロと蜜が滴る。
早くイキたいからなのか、快感からなのか宍戸さんも腰を振っては、締め付けてくる。

「あぁ、あん…あ、ちょうたろ…もぅ…、イく!」
「…ん。俺もそろそろ限界です」

腰の動きを激しくしていく。
宍戸さんの自身を握っていた手を離す。
そして中の締め付けが一層強まった時――。

「ひぁああぁ――!」
「っく…」

宍戸さんが腹に白濁とした蜜を放つと、その締め付けによって、俺も宍戸さんの中に放った。

「はぁ、…はぁ」
「…大丈夫ですか?」

荒い呼吸を繰り返す宍戸さんに声を掛けると睨まれた。

「…大丈夫なわけねぇだろ?…てゆうか、コレ外せ」

視線を上にして、縛られたままの手を見つめる。

「あ!す、すいません!」

行為に没頭しすぎて忘れていた。
直ぐ様、拘束を外してやるが手首には赤い跡が残ってしまっていた。
痛々しい跡を見て、今更ながらに後悔の波が押し寄せてくる。

「本当にすいませんでした…」

俺はひたすら謝るしか出来なかった。
宍戸さんの顔もまともに見れない。

「…別に、怒ってねぇよ」
「…え?」

宍戸さんからの意外な言葉に今まで下げていた視線を上げる。
宍戸さん顔を真っ赤にしながら微笑んでいた。

「俺も、高校時代を思い出してたし…。だから、お前は悪くねぇよ」
「宍戸さん…!」
「うわっ」

宍戸さんの言葉に感激した俺は、無意識に宍戸さんを抱き締めていた。
驚きながらも宍戸さんも抱き締め返してくれる。

「好きです。…大好きです!」
「あぁ。…俺もだよ」

やっぱり宍戸さんは自分より何倍も大人だ。
そんな宍戸さんが好きだし、愛しい。




---あとがき---

エロが書きたかった。
途中、腕を外し忘れていたのは私自身です。



あきゅろす。
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