真実は1つではない
ルークは、今までに自分達が解いたナゾをメモする癖がある。
気が向いた時にページを捲って再びナゾトキに興じるのだが、やはり1度解いたナゾは簡単に分かってしまうものだ。
ルークはナゾを追う行為自体を楽しんでいるようで、レイトンもそれを微笑ましく見ている。
しかしある時、1度解いたナゾにやたら悩んでいるルークを見かけたレイトン。
答えを忘れたかパズル系のナゾでもやっているかと思い覗き込むが、少し様子が違う。
「ルーク。どうした、答えを忘れてしまったのか?」
「あ、先生。いいえ、このナゾなんですけど、違う答えがある事に気付いたんです」
「違う答え?」
差し出された彼のノートには、ナゾ151、
「月曜日のレイトン」
確かこれはMONDAYのパネルを裏返すとLAYTONになり、更にそのうち3枚だけを裏返して別の言葉を作るというナゾだった。
答えは1つで、他の答えなど無いハズだが、自分でも気付かない答えがあったのだろうか。
「違う答えがある事には気付いたんですけど、どうしても出来ないんです」
「出来ないんじゃ、答えとは言えないじゃないか」
「答えなんですっ!」
笑うレイトンに、ルークは頬をふくらませて拗ねる。
どんな答えかレイトンは考えてみるが、やはり何も思いつかなかった。
ひょっとしたら本当に違う答えがあるのかもしれないと興味が湧き、どんな答えなのかルークに訊ねると…。
「この問題、このLAYTONのパネルのうち3枚を裏返して、先生が愛する何かの名前にするってものですよね」
「そうだよ。答えは…」
「どう頑張っても"LUKE"にならないんです!」
ルークから発せられた言葉に、ピタリと固まるレイトン。
"どう頑張ってもルークにならないんです!"
…とは…。
ナゾ151:
「ルーク、このカードを見てごらん」
「MONDAY(月曜日)ですね」
「これをすべて裏返すと…」
「LAYTON(レイトン)になった!」
「さあ、このうち3枚を再び裏返して、私の愛する何かの名前にしてごらん」
「あのねルーク…」
「うーん、"LUKE"にするにはどうすれば……先生も一緒に考えて下さい」
「……」
今日もレイトンとルークは不思議な謎に挑戦する…。
*END*
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このナゾを見た時、真っ先に浮かんだ答えが「ルーク」です。
だって「私の愛する何かの名前にしてごらん」って先生、そんな問題をルークに答えさせようとしちゃってまぁ…。
あ、最後の時間旅行、入手&クリアしました。
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