千「あけましておめでとー!」 雪「おめでとう。今年もよろしくね」 陽「ん…?あ、あれ?何かさっきまで正月の挨拶おかしくなかったか?何か一瞬、2年前にいたよーな…」 千「正月から何馬鹿なこと言ってんのよ。花村、寝ぼけてんの?」 陽「いや、悪りぃ。気のせいか。っつか、なんか1年あっという間だなー」 熊「ヨースケ、オッサンくさいクマ」 完「いや、ほんとにあっという間っスね。毎年毎年おんなじよーな事してっから」 主「うっ…」 直「大丈夫です、先輩の事をつついたわけでは無いと思いますから…」 り「でもー、りせは楽しいよー?毎年色んな先輩見てる気がするんだもん♪」 陽「確かにそういう目で見たら楽しいのかもなー」 雪「足立さんがいると、表情の変化が凄く楽しい」 主「うぅっ…」 直「大丈夫です、先輩。少しからかわれているだけですから…」 熊「クマは楽しくなーいー!センセーはみんなのものなのにー!」 千「みんなのものって…モノじゃないんだから…」 完「じゃあお前だけのものでもないって事だ」 熊「!!!」 陽「!!!」 主「…………」 直「大丈夫です、先輩…。いえ、大丈夫じゃないかもしれませんね…」 雪「あっ、噂をすればやっぱり」 足「明けましておめでとう。やっぱりみんな集まってたね」 熊「あああー、アダッチーは来なくても良かったクマ!」 足「えええ。新年早々酷い言われようだね。何?何かあったの?」 り「えっとー、足立さんがいると先輩が楽しいって言ったら、クマが『センセーはみんなのものだクマー』って騒いだくらいかな?」 足「みんなの、もの?ははは、やだなぁ、何言ってるの!物じゃないんだから」 千「で、ですよねー!まったくクマは失礼なんだから!」 足「僕のだしね」 全員「!!!」 主「だからなんでそうやっていつもいつも…!!」 足「だってそうやって『みんなのもの』とか言われてどんどん流されちゃったら困るじゃない?」 直「皆さん押しの強い方ばかりですから、否定は出来ないですね…」 足「流石、白鐘くん。わかってるねー」 陽「バッ…!押しでどうこうしようとか思ってねーよ!」 熊「そうクマ!センセーにもジンケンがあるんだから、そんなことオモッテナイクマヨ」 千「クマのセリフ、最後らへんアヤシイから」 足「花村くんは前科があるからなー」 陽「え?なんて?」 主「何でもない!」 足「それから、クマくんは迷惑防止条例違反の容疑で半径10m以内に近付かないこと。あ、これ刑事としての発言ね」 熊「んなっ!?10mって結構な距離あるクマよ!ムリクマムリクマ!ショッケンランヨウ、クマー!」 雪「ぷくくくく…やっぱり、面白い…!フフフッ、ハハッ」 千「面白がってばっかいないで雪子も止めてよ!」 り「今年も色んな先輩が見れますよーに!」 キ「コーン!」 完「なんだその願い事は」 り「あのキツネだから、叶えてくれるだろうと思って1000円!フンパツしちゃった!」 陽「…あの」 熊「キツネだから…」 足「はい、そこー。財布握り締めて行かない。もう、何度言ったらわかるの。この子は僕のものなの!」 熊「今、アダッチーもモノって言ったクマ!」 陽「何度も言われなくたってわかってるっつーの!夢くらい見たっていいじゃねーか!」 千「ほら収集つかなくなっちゃったー!」 直「何だかここばかりは毎回同じような事の繰り返しですね…」 雪「アハハハハ!おもっ、面白っ…!ハハハ!」 完「誰が収集つけるか、わかってんスよね。先輩」 主「あ…、ああ。ごめん。少し別の世界に行っていた」 足「僕は例外なの!特別なんだから!はいクマくん、10mだよ、10mー」 主「足立さん」 足「ん?何?」 主「今年もおせち作ったので、帰りましょう」 足「えっ!うん!待ってました!」 主「でも今年はみんなで。たくさん作ったから、家に招待します。菜々子も喜ぶし」 り「先輩のおせち!?やったー!」 千「ほんとに!?ずっと気になってたんだー」 雪「美味しいんだろうね。楽しみ!」 直「僕もあまり大勢でおせちを囲むことなんてそうなかったので、嬉しいです」 熊「神様はクマを見捨てなかったクマー!」 陽「相棒のおせちなら、全部まるごと食えそうだよなー!」 完「…いいんスか?こんな状況で全員押しかけて…」 主「みんな叔父さんのいる家なら、こんな堂々と変な事言わないだろ。特に足立さんが」 足「僕だけのおせちだったのに…」 主「…足立さんにはみんなが帰った後でお雑煮作りますから」 足「……!じゃ、じゃあ『君、込み』でね!」 主「…馬鹿なんじゃないですか……?」 今年も宜しく お願い致します! |