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「で…?;結局それ買ったの?;」
「うん、赤西がすげー引いてた(笑)」
そういいながら今目の前にいる田中聖が着ているのは…
○トリ○○ファ○ターの
チ○ン○ーのコスプレ衣装
下はスエットはいてるけど
「なぁ、俺似合う?」
上機嫌で中華格闘風ポーズを取りながら俺を見て言う。
「ぁ、あのさぁ‥聖」
「ん?なんだよ」
「俺ヲタクなんだよ?」
「うん、ガン○ムな」
「と○○モ、してたことあるよ?」
「うん、知ってる」
この人分かってない…
「聖」
「だぁからなんなん、だっ!?」
そのままベッドへ…
「スエット‥脱いでよ」
「やだ。だってこれスリットかなり入ってんもん。だってチ○ン○ーだよ!?」
そうやって君はいつも
恥ずかしさを
フザケで誤魔化すから
耳だけが赤く染まる
証拠。
「まぁそのうち脱がすからいっか…?」
「黙れ変態ヲタク」
「聖、大好き…」
「うっせバーカ」
そう言った君は
腕をグッと伸ばして
俺の首ごと自分の唇に俺の唇を近付けた。
どちらかともなく
噛み付くような
優しく甘い、キス。
「こーき…」
「ん?」
「そのパジャマ、俺以外に見せないでね…」
そう言えば
『見せれるの逆に田口ぐらいしかいない』
って…。
その言葉が嬉しくて
嬉しくて
君を抱きしめた。
そしてその先は
溺れるほどの愛を…―。
END.
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