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俺の肩にハート型の痣があるように、亀にも腰より少し下の所に生まれつきの痣がある。

俺がそこに舌を這わすと、亀の身体が身震いする。

そして痣の上から吸い付くようにキスをして、痣に紛れて痕を残した。


「っ…亀?中の出さなきゃいけないから寝るな、風呂っ」

「ん〜‥‥―わかってるけど…」


クルッとこっちを向いて、首に抱きついてきた。


「ちょっとだけ‥このまま…―。」

「‥(笑)…わかった」


俺は亀の横に寝ると、よけていた掛け布団を片手でひっぱってバサッとかぶせた。


「なんか今日、亀可愛いね。」

「は?意味わかんない…」

「そりゃいっつも可愛いんだけどさ、なんか…今日甘えてる?」


俺がそう言うと、図星だったのか布団の中に顔を隠した。


「っうるさぃ……―‥そんなん…」


そこまで言うとピタッと身体を寄せてきた。


「甘えたくなる時ぐらい、俺だってある…」


そこでようやく顔を上げた。


「それじゃぁお風呂までお姫様抱っこで行きますか?」

「…うん」

「(やっべ可愛すぎんだけど)…亀、愛してる」

「俺も…」


身体を抱き締めて、痕を残した場所を指で撫でた。
すると亀がふわっと笑ったから俺もつられて笑顔になって、そのままキスをした。





end.

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