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“俺太陽ダメなんですよね〜。だから目ェつぶって1分間ぐらいこうやっとくんです”




お母さんが、友達の娘さんに『ごくせん』の番宣とかを全部ダビングしてほしいって頼まれたらしくて、機械音痴なお母さんはたまたま今日OFFだった俺にダビングを押しつけてきた。


ぶつくさ言いながらしてたんだけど、だんだん懐かしくってつい観ちゃってたら、某番組での現場密着で赤西がその話をしていた。




『ちょ〜眩しい目ェ開かねぇよ』

『目ェ閉じたまましばらく太陽見てると眩しくないよ?』

『え、マジ?ちょちょ、亀やろうよ』




「あれ俺が教えたのに…」


俺が教えたなんてアイツ忘れてるよなぁ。
俺が忘れてたんだから。

よく考えればもうクセになってるみたいだし、赤西。


「…て、まぁ‥別にどうでもいいけど……あ、明日赤西誕生日じゃん。」


今年のプレゼント何にしよう…



考えては見たものの、結局浮かばなかった俺は明日赤西に聞いてみることにした。







―翌日


某雑誌撮影ロケ地





「あっちぃ〜!!今日何でこんな暑いの!?」


車から出た聖が開口一番叫んだ。


「うわぁ〜ジリジリする。焼けるよこれ」


上田が少し嫌そうな顔をした。


「そりゃ今日は俺の誕生日だから」

「赤西お前目が亀みたいになってんぞ」

「え、なにそれ細いって言いたいの?」

「うん」


速答した聖の頭を軽く叩いた。




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