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ヤバい。
これマジでヤバい。
仁が。



「テメェ…。人の可愛い弟に……何ヤラかそうとしてんだァァァ!!!!!!」

「うおっ!」

「うわっ!」


仁は達兄に吹っ飛ばされた。


「いってぇ〜…」

「和也っ!何もされなかったか!?処女のままか!?…」

「たっ達兄!//なんもされてないよ!ってかこの歳でHしないのもどうかと…;;」


最後の方は聞こえないように言った。

ってか処女はとっくに仁に奪われてるから…。


「良かった…。処女のままなんだなっ…っ!…和也」

「っなに…?;;」

「お前、首筋蚊にたくさん噛まれてるぞ…」

「っ!…た、達兄?;;」


達兄を見ると
口元が妖しく笑ってた…。

こっ恐い…!!!


「消毒しよっか♪」

「はっ!ぁ、ヤダッ」


首筋に顔を埋めて仁の痕の上から唇を押しあててきた。


「小さい頃はやってあげてたじゃーん」

「っん…ぁれはマジで蚊に噛まれたときだろ!!っしかも俺意味解ってなかっひぁッ!//」

「和也って耳弱かったよなぁ…」

「あっ‥ッはぁ…もっ、ヤメッ」

「このブラコン野郎━━━━ッ!!!!!!」


さっきまで意識が朦朧としてた仁が復活して、達兄にドロップキックした。


「ゴフッ!!!っこの野郎…。」

「この変態ッ!!亀は俺のなんだよ!」

「テメェ…お前を和也の彼氏と認めた覚えはねぇけど恋人の兄貴に使う言葉遣いじゃねぇだろ!」

「んなら俺だってアンタみたいな変態和也の兄貴と認めた覚えはねぇ!」

「あっ!テッメ和也っつったな!?誰の許可で和也って呼んでんだコノヤロー!!!」

「和也だよ文句あっか!!!」

「大有りだよ!!!俺の許可が要るんだよ!」

「意味わかんねぇよ!」

「とにかくテメェみたいに馬鹿で阿保で粕みたいな奴にうちの和也はやれん!」

「アンタ何気取りだよ!お父さん気取りですかァ!?あ゙ぁん!?」

「あぁ!?やんのかゴルァ!」

「おぉ上等じゃねぇか!」

「もうやめろよ!!!二人とも近所迷惑だろが!!!」


仁と達兄の言い合いに、とうとう堪忍袋の尾が切れた。


「「はっはい…」」




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