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「…気持ちいい…」

「……仁離して」

「ムニムニする…」


そういうと、抱き締める腕に力が入った。


楽屋でたまたま二人きりになって、畳の上に座った瞬間後ろから抱きついてきてコレだ。


「‥じーん〜、‥帰ってくるから離してって。」

「やだ。亀ムチムチしてて気持ちいいんだもん。」


そう。最近急に肉がつきだして、お腹とか正直ヤバい。


「あのさ、俺これでも気にしてんだけど…」

「なんで?俺丸い亀も好き。抱き心地ヤベェし…」


そういいながら首筋に唇を這わして軽くチュッと吸った。


「あ、そう…」


呆れた感じに返事を返すと、服の中に滑り込んだ手にお腹の肉を摘まれた。


「これでまた女の子に一歩近づいたなっ」

「…それ嬉しくねーから。」

「んだよ脇腹こそばすぞっ?」

「ひっ…!キャァァ〜!!あはっ!ぃいやだっ!やめろって!!」


仁の腕の中でジタバタしてるとパッと動きを止めた。


「はぁ‥っ、ちょっと疲れたんだけど!」


勢い良く後ろを振り返って睨んだ。


「亀チューして?」

「はぁ?…」


ほっぺを片手でムギュッと挟んで唇をタコみたいにしてやった。


「調子に乗るな」

「しゅみましぇん…」


そういうと俺の手をのけて俺のほっぺに軽くキスした。


「〜‥なんなんだよお前は」

「え?亀の彼氏。」

「はいはい…しっかりしろよ、25歳。」

「はーい」


全然しっかりしてないし…


「‥ま、いっか‥」


それが赤西仁という男だし…


―ガチャ


「いや、よくねーから。亀…」


そういって入ってきた聖と上田と中丸と田口。


「「あ…」」

「ほんと気付いたらイチャついてるよね最近。」

「まぁやっと規制も解けていい傾向なんじゃないの?」


上田の呆れた言い方に中丸が適当に答えた。


「ってかお前らいつから聞いてたのっ?」

「亀が叫びだした辺り。」

「イチャついてんの目に見えたから入るに入れなくてねぇ〜?」


田口が苦笑気味にこっちを見ていった。


「ってかもういい加減離れたら?」

「っうぁ…!」


忘れてた。


「ぁ〜もういいや‥。面倒臭いコイツ。」

「面倒臭いとか酷くね?」

「いや、面倒臭ぇだろ」

「うるせぇよハゲ」

「ハゲてねぇからっ!」

「中丸ズレてるって」

「ヅラじゃねぇからっ!」


仁の後にすかさず聖が茶々を入れてきて丁寧に突っ込む中丸。




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あきゅろす。
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