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―バサッ
「行こうっ(笑)」
「歩くの!?車あんじゃん!しかもなんでワザワザ女もの!?」
「TSU〇AYAなんか歩いても10分そこらでつくじゃん!早くっ。」
たまに仁の思考回路がわかんない;;
「♪〜」
「?;;」
ってか男二人で(しかも女物の傘で)相合傘って普通の人から見たらオカシイだろ;;
ってか恥ずかしいんですけど
変に意識しちゃって…。
「亀濡れてる…」
「狽ヲっ…?」
「もうちょっとこっち寄れよ」
―グイッ
「ちょっ;;じっ仁が濡れんだろっ!」
「俺はいーのっ(笑)…ねっ…手ぇ繋ご?」
「はっ?;;」
断る前にしっかり捕まえられた。
「バレるって…!;」
「バレねぇって(笑)みんな雨であんまり見てねぇってか気付いてねぇし?まぁ…バレたっていいけどっ。…認めさせる。」
そう言った仁の横顔が
あんまりにも格好良くって
ついみとれてしまった。
「…それでも、ダメだったら?」
…俺のバカ。
そんな夢も希望もないこと言ってどうすんだよ。
仁怒ったかな…。
「この業界、二人で辞めてやろう?そんで亀とずぅ〜っと幸せにくらす(笑)」
「…っ(笑)馬鹿西…」
そういって俺は仁の腕に抱き付いた。
家に帰って歌詞カードをみると、雨が降ってきて彼女に傘を借りるんだけど女物の傘で…だから結局相合傘してもらって送ってもらったみたいな内容の歌詞だった。
横にいた仁は満足気な顔して俺を見ながらCD聞いてた。
馬鹿西なんて思いながらカワイイなぁなんて思ったり(笑)
やっぱり俺は
仁がいなくちゃ駄目だな…。
ふたつの引力
痛いほどだね。
☆END☆
material:KinKi Kids/ふたつの引力
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