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竜「はい。」
隼「ちっげぇよ!ってか他の奴の手作りとか食っても意味ないし!!俺は竜の手作りチョコが食いたいのぉお!!」
突然立ち上がってジダンダ暴れ出した隼人。
もういっぺん幼稚園行ってこい。
そんなこんなで終礼時間。
トイレから帰ってくると隼人がいなかった。
ヤ「小田切!矢吹!チャイムが鳴る頃には教室にいろって…小田切、お前矢吹と一緒じゃなかったのか?」
竜「いや…。」
ヤ「ったくアイツは‥帰って来たら説教だな…。」
しばらく教室でつっちー達と待ってたけど
隼人が帰ってくる気配は一向になかった。
竜「ちょっと俺、隼人探してくるわ。」
隼人が校舎内で行きそうな場所を行ってみたけどいなくって、俺らの校舎の裏側に行くと、隼人を発見した。
チョコを冷やさないための保冷剤も、溶けて軟らかくなってるし、早く渡さねぇと…。
竜「はやっ…、ッ!」
思わず隠れてしまった。
隼人が桃女の子から、すげぇ嬉しそうにチョコ貰ってた。
あんな笑顔でチョコ貰う隼人見たの初めてだし、しかもその子泣いてるから頭撫でてるし。
隼人、なんだかんだ言って女の子好きだし、やっぱ男は嫌だよな。
毎年俺に気ぃ使ってただけかもしんねぇのに。
俺、馬鹿じゃん。
何やってんだろ…。
俺はそのまま家に帰った。
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