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「なぁ亀っ♪」

「ん?何っ?」

「これって俺らのことじゃねぇ?♪」

「どれぇ?」


仁がパソコンの前に座ったまんま俺を呼ぶ。

そこにはピンクの文字でこう書かれてあった。



I love you, Baby.
僕には君がいる
奇跡? 運命?
ハートのエース
I need you, Baby.
ふたり引き寄せてる
未来 引力 痛いほどだね

I love you, Baby.
僕には君がいる
奇跡? 運命?
ハートのエース
I need you, Baby.
君がいる僕には
必然 偶然 つきも味方さ



「ハートのエースって?」

「亀のこと♪(=彼女)ちなみに俺はスペードのエースっ(=彼氏)」

「あっKinKiさんの歌だって『この曲素敵だと思いませんか?薄荷キャンディーのカップリングなんですよ(^^)』だって。」


下にスクロールしていったらそう書いてあった。


「っ!今から借りにいかねっ!?♪」

「はっ!?今から!?雨降ってるって!」

「今じゃないとヤなんだよ!!はぁやぁくっ」


仁は一回こう言い出したら止まんない。


「しょぉがないなぁ〜。」

「さっすがカメ子♪あっ、亀の家女モンの傘ねぇの?」


親や兄弟がいねぇからって勝手に人ん家の玄関あさりだした。


「はぁ?女モン??あぁ〜たしかそこの右っ側の扉んトコに入ってた気が…って何に使うわけ?」

「あっあったぁ♪よしっ亀行くぞ?」


そして家の玄関を出た。




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