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次の日から



草野は俺に話し掛けなくなった。



ただじっと、見つめてくるだけ。










「ね、ねぇっ」

「野ブ…ちょっとごめん!」

「おい修二!?」




「なんだよ…」

「っ……くさっ!草野君と…な、仲直りしてあげて…?」

「はっ(笑)別に喧嘩なんかしてねぇし。」

「じゃ、じゃあ…なんでっ、会議しなかったの?」

「いろいろちょっとたて混んでんだよ。」

「草野君っ!……悲しそうな顔してた」

「っ、とにかく…野ブタが気にすることないから。」



野ブタの肩を軽く叩いて、タニ達のところへ戻ってった。







それから3日過ぎた。









つまらない。











たまらなくつまらない。








楽しくない。











草野の視線が

痛い。













なんでだよ。
















「…ぅじ……修二?」

「っん?」

「どうしたの?(笑)凄い眉間に皴よってたけど。」



今は昼食時。

家庭科室で真理子と弁当食ってる。



「ぇ…あ、ごめん考え事してた(笑)」

「修二のあんな顔初めて見た(笑)…ちょっと格好良かったかもっ(笑)」

「っ、…真理子ぉ。」

「ん〜?」

「今度の休み…どっか行こうか。」

「っ……」

「っ…?どうしたの?」

「修二が誘ってくれたの‥初めてだから…ビックリしちゃって(笑)」

「そうだっ‥け(笑)…嫌‥だった?」

「ううん!すごい嬉しい(笑)」

「良かった(笑)どこ行こっか?」

「遊園地行きたい!」

「遊園地?」

「うん♪」















「プロデュース…進まないね…。」

「…俺は修二がいないとなぁんにもできないのよ〜ん…。」

「…もぅ…帰ろう‥。」

「…りょーかい。」






「じゃあ…」

「コンッ♪」












『っ俺はお前を好きじゃない』





『もう二度と…俺に話し掛けんな……っ近づくな…』



















「しゅーじくん…。」



―キキ━━━━ッ!!!



「!?」




.


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あきゅろす。
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