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なんで?



おるん?


「ぁ…の、」


どうしよう。
何話したらええの?
こんなに気まずいん初めてや。
たっちょんの顔まともにみられへん。

気持ち悪いし。


「ャ、ス…?」

「っ何?」


たっちょんがさっきまで横山君が座ってた椅子に腰掛ける。

こっちこんといて。

押し潰されそうになるから…。


「俺…今、好きな人おんねん。」



今の俺には、


あまりにも重すぎる


残酷な告白。



一瞬頭が真っ白になった


「っ…へぇ〜そうなんやっ‥(笑)」

「で、俺今の今までその人に突き放すような言葉ばっかり、言うててん。」

「へぇ…。」

「でも俺の友達にな、その人も、お前のこと好きなんやと思うって言われてん」

「…そうなんゃ。」


アカン、声震えそう。
もう、泣きそう。


「だから俺、「好き」のほうに賭けて告るわ。」




ふわっ




さっきまで椅子に座ってたたっちょんは忽然と姿を消し、

俺の身体は人の温かさに包まれた。




「俺、ヤスの事好きや。」

「ぇ…」




.

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あきゅろす。
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