[携帯モード] [URL送信]
page4



「ヤス大丈夫かっ…」


車にのっけてもらって横山君が車にのろうとした瞬間。



「横山君!!」

「っ…」


嫌でもわかる。

あの人の声。


何で来んの…?


「俺行くっ…」


なんで?

何で急にそんなん言うんよ…。


「わかった。」


嫌や。

今たっちょんといたくない。

もう辛いのは沢山や。


そう思って横山君の服の袖を掴んだ。


「っや、ぁ…っよこ‥まくっヒクッ…」

「っ…ごめん大倉。」

「っいいっすよ、」


苦笑いが交じった声がした。

なんでなんで?
そんな声出さんといて。


―バタン!


車のドアは閉められて、車が動き出した。


「しんどいよぉ〜っ…頭痛ぃょ〜…っ。」

「病院まで頑張れっ…寝とき?な?」

「ぅ…。」

「…っヤス、なんか勘違いしてたらあれやから言うけど大くら…‥」


安心してしまって

そっからふっと意識失くなって

聞き逃してしまった。



















「…っヤス、なんか勘違いしてたらあれやから言うけど大倉お前の事好きやねんぞ?……っヤス?」


見るとヤスは眠っとった。


顔は涙なんか汗なんかもうよう分からん状態。


もし原因が大倉なら、

俺にだって責任はある。

大倉の気持ちは相談されてたから知っとったけど 、ヤスの気持ちも薄々感じとったのに…


「ごめんヤス…。」


そう言ってヤスの頭を優しく撫でた。




.

[*前へ][次へ#]

4/8ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!