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何でもないふりしながら
ずっと亀を想ってた。
仁が亀を好きなの知ってたのに…
俺は亀を抱いた。
無理矢理…
『好きって、言って…ッ』
『ッハァ‥もっや、だ…っあ、ぁ……ンクッ‥ひ、あぁっ…』
『…和也ッ‥』
『んっう…ァ・ンゥッ‥ふっあ…』
『ッン……お願い‥言って』
『っはぁ、はぁ…ッ‥ぁ、‥き……好き‥ッス、んっふぅ…ァ、んむっ…―』
無理矢理好きだと言わせた。
亀は優しくて、そんな状況で嫌いにならないほうがおかしいのに、亀は俺の背中に手を回して、俺のキスを受け入れて…―
亀が気を失ってやっと抜けば、亀の中からどろどろと俺が出した白濁が出てきた。
亀の躰の中の熱さが、亀の舌の熱さが、忘れられない…
「…―‥…ぴぃ聞いてんの!?」
「っ!あ…ごめん聞いてなかった」
「聞けよ、人が真剣に相談してんのに…」
「ごめんごめん;;亀になんだっけ」
「なんか避けられてる気がする…」
そう、今日突然仁が聞いてほしいことがあるって電話してきて、なんとなく予想はしてたけど亀のことだった。
仁が避けられてるのは多分俺のせいで、心のどっかでこのまま避けられといてほしいと思う黒い俺がいる。
「…気のせいじゃね?」
「違う!絶ッッ対違う!目ェ合ったらそらされるし和って呼ぶなって言われたし呼び止めて腕つかんだら、思いっきり‥振り払われたし…」
相当堪えてるみたいで机に頭突っ伏した。
「はぁ‥また前みたいなんやだし…ただでさえテレビじゃ亀梨なのに…」
こんなに落ち込む仁は久々に見た気がする。
恋敵なのに、ほっておけない自分もいて…
「ごめん、俺亀にけしかけた」
「…は?」
「亀は仁のこと好きなんじゃねぇのって」
「え、なにだから俺避けられてんの!?」
「多分。だから亀戸惑ってんじゃん?」
まぁ、それだけじゃないけど…ね。
「あーなんだじゃぁ別に俺がなんかしたとかじゃねーんだ、あ゛ーよかった!!」
「そうそう…」
お前じゃなくて
俺がなんかしたんだよ。
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