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「甘いの好きですか?」
「はいっ大好きです!!」
すると竜っちゃんは、モンブランと紅茶をお盆に乗せてやってきた。
「うまそーっvV」
「どーぞっ」
「…っう、うまいっ(感動)」
「あははっ。おもしろいですねっぁー…名前‥」
「はい、中丸雄一です!!」
「中丸‥さん、そぅだったんだ…」
「はい♪あ、そういえば毎日毎日手紙書いてますよね?」
「えっあ、まぁ…」
「誰に書いてるんですか?」
「友達です。その子すっごい可愛くて大好きなんですよねー。」
ガ ー ン _│ ̄│◯No!
好きな人、いたんだ。
チー凹оーン
「へ、へぇ〜…あ、でも住所、すぐ近くですよね?」
「えっまぁ…」
「手紙なんて書かずに直接会いに行った方が早くないですか?」
「それじゃ、意味がなくなるっていうか…//」
「え…?好きなのに?」
「恥ずかしいけど…今、片想いしてて…その」
「いや、だから会った方が「相談のってもらってるんです」早ってえ、相談?」
「はい」
はっ…//はやとちりしてしまった。
「あぁ相談っ!相談ね?うん」
「で…あの、好きな人に会うのに手段が手紙書くことしかできなくて…」
「へぇ〜……っ?」
手段が手紙か…
なんか俺と似てるな。
「で、今日やっと名前知ったんです」
「今日かぁ〜へぇー今日…………‥‥っ今日!?」
「…中丸雄一って名前……//」
「っえぇ!?ぇ、いやっはっ?ま、まじ!?!?」
竜っちゃんはコクンと頷いた。
嗚呼、神様。
本当にありがとう。
「俺も好きだよ」
「えっ…───っ!////」
俺達は、モンブランの味のキスをした。
それは…
あまぁいあまい、
月曜の午後のこと…。
「あっちぃ〜〜〜!!」
あ、中丸雄一です。
しがない郵便配達員をしております。
今日は5月だってのに、最高気温28度!!!
ありえません…。
相変わらずのオンボロ自転車で、汗水たらして配達してます。
「次はぁ〜‥おっ♪」
さっきまでヘトヘトだったけど、この名前見ただけで元気がでます!!!
さぁ、ペダルをこいで
君のもとへ。
「上田竜也さぁーん!郵便でーす!」
END
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