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ここは美少年ばかりが住む村、『倶楽部村』。
私中丸雄一は、ここでしがない郵便配達員をしております、はい。
まぁ、俗にいう
「ポストマン」です(爽)
「本っ当に白ヤブと黒トメ葉書多いよなぁ〜ι」
〔〒〕マークの帽子と、ハガキやびんせんをパンパンに詰め込んだショルダーバッグ。
もう少しで壊れんじゃないかっていうオンボロ自転車をフラフラこぎながら、次なる目的地を目指す。
「次は次はぁ〜あっ竜っちゃんだ!」
“上田竜也”の名前を見ただけで、胸が飛び上がるほど嬉しくなった。
俺は急いで自転車をこぐ。
―キキーッ
「はぁ、着いた〜」
この村の家で、5本の指に入るぐらいの大きなお屋敷。
俺はドア(ってか門)をノックした。
すると大きな扉がギィーっと軋む音を立てながら開いた。
「あ、上田竜也さんに郵便です」
あ、今“竜っちゃん”って呼ばなかったけど、あれは俺が勝手に呼んでるだけで、別に仲良くないから。
「毎日ご苦労様です」
「ぁ〜ぃゃぃゃ」
この天使の微笑み…vV
これに会いに毎日頑張ってます!!!
「…っあの、」
「っはい?」
「ちょっと休憩していきません?今ちょうど、おやつの時間だし」
「………ぇえっ!?」
ちょ、ちょちょちょ‥‥っ!!!
願ってもない急展開だよ━━━━!!!!!!(感動)
「っ‥やっぱ忙しいですよねっ」
「ぁあいやいや!!!全っ然忙しくないです!大丈夫です!!」
「そうですか?」
「はいっ!」
「じゃあどうぞ上がってください♪」
「お邪魔しまっす!!!」
そのまま竜っちゃんは自分の部屋にあげてくれた。
無防備だな…υ
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