居酒屋で恋して
居酒屋で恋して 8
「颯人さん・・・///。」
さっきも言ってくれた。
俺が守るからって。
今度は傍にいるからって。
どうしよう?
胸がドキドキしてきた。
颯人さんは、あんな目に会った僕を可哀想だと思って、言ってくれてるだけなんだろうけど・・・。
嬉しい・・・///。
嬉しすぎて身体中が火照ってくる。
「チィ、シャワー浴びるか?」
「え?あの・・・。」
シャワー?
なんで・・・。
・・・あぁ!
そうだ。
さっき公園で身体中を触られて、それから・・・それから無理矢理射精させられたんだ。
ポトッ。
ポトッ。
瞳にみるみる内に涙が溢れて、手の甲に落ちていった。
悔しい!
見ず知らずの男に、好き勝手に身体を触られたなんて。
しかもお尻に指まで突っ込まれ・・・。
「チィ、チィ。」
颯人さんにきつく抱き締められて息が苦しかったけど、僕は守られてるみたいで凄く安心した。
「うぅ〜、ひっく、ひっく。」
「チィ・・・。」
颯人さんの熱い息が耳朶にかかり、僕は気持ち良さに奮えた。
「チィ、落ち着いたか?」
「は、はい、颯人さん。」
僕がそう答えると、颯人さんは僕の頭をポンポンとしてくれた。
そして心が暖かくなるような優しい眼差しを向けてくれたので、僕は落ち着き始めた。
「颯人さん、シャワー浴びてきます。」
「ん。ゆっくり入ってこい。」
服を脱いで浴室に入ると、バスタブにもお湯が張ってあった。
颯人さんの気遣いが嬉しくて、僕は涙が溢れてきた。
「颯人さん・・・///。」
涙を拭うと、シャワーからお湯を出して全身に浴びせて行く。
あの男に触られた身体を綺麗にしたくて、くまなく洗い流した。
スポンジにボディソープを付け、ゴシゴシ擦る。
擦り過ぎて痛くなるほど。
そして身体中を洗い、あと一点だけ洗い残している場所辺りを、指で触ってみた。
「・・・どうしよう?」
自分のお尻の中なんて洗ったことないよ。
でも、汚いから洗わなくちゃ!
覚悟を決めて!
僕は指を入れていく。
「ンッ!ったい、ンンッ・・・。」
涙が出てきた。
情けないし、こんなこと恥ずかしい。
そうやって、浴室に四つん這いになって、お尻を洗っていると、ドアが開いた。
「チィ、大丈夫か?泣き声が・・・。」
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