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和やか論争




「今年は何人可愛い後輩達が入ってくるのかしらねえルシウス。」

「いつもと変わらんだろうナルシッサ。それよりあの帽子は何であんなに時間がかかってるんだね?私の時は1秒とかからなかったんだが。」

「お腹が空いたからって帽子にあたるのやめたらどう?」

「べ、別に腹は空いてなどない!第一に貴族たるものそのようなみっともない行いはしない。」

「貴族はそんなにムキになって意地を張るものでもないわルシウス。この時間なら皆お腹は空いているわ。」

「・・・ふん、」

(・・・スリザリン!)

「あら、あの組み分けに時間がかかった子スリザリンみたいよ。」

「サラザール・スリザリン公の名に恥じない生徒だったらいいがね。」

「ルシウスったらまたそんな意地悪言って。あら、可愛い子じゃない!貴方、私の隣が空いているわよ。」

「おいナルシッサ、」

「何よルシウス。貴方の隣ではないのだからいいじゃない。」

「こ、こんばんは!」

「こんばんは。ようこそスリザリンへ、歓迎するわ。遠慮せずに座って頂戴。」

「はい。ありがとうございます!」

「どういたしまして。礼儀正しくていい子ね。私はナルシッサ・ブラックよ。この人はルシウス・マルフォイよ。よろしくね。」

「エルザ・キルスティンです。よろしくおねがいします!」

「ふふ、エルザちゃんお人形みたいで本当に可愛いわ。」

「え、あの?あう・・・」

「お肌すべすべで髪の毛サラサラ!うらやましいわ。」

「こらナルシッサ、やめないか。気に入ったものを撫で回すのはお前の悪い癖だ。」

「だってルシウス、この子本当に可愛いのよ。椅子に足がついてないわ。」

「わ、私はすぐに大きくなって足がつくようになるもん!」

「(きゅん!)・・・エルザちゃん私の妹にならない?」

「え?」

「(ナルシッサの目が本気だ)あー、ミス・キルスティン、私の隣に来なさい。」

「は、はい。」

「嫌よルシウス!私の隣が良いわ!」

「(特にナルシッサから)後輩を守るのも先輩の務めでね。」

「まあ酷い!まるで私が危険みたいじゃない。」

「(実際そうなのだが・・・)」

「ルシウス、もしかして貴方・・・」

「何だ」

「エルザちゃんに嫉妬しているのかしら?」

「な!ば、馬鹿を言うんじゃない!」

「うふふ、いいのよルシウス。じゃあこうしましょう?」


和やか論争


「レギュラス、ナルシッサ先輩とルシウス先輩の間に座ってるの新入生だよ。」

「へえ、すごいチャレンジャーだね。」

「なんか親子みたい!」


(0218 macaroonのナルシッサとルシウスはおしどりカップルでありスリザリンの権力者)

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あきゅろす。
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