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3cm
 一応初キスネタ
 なんだかよくわからない作品になった!




「はっ早くしろよ!」

「さっさと終わらせたいなら目を閉じろ屑!」



とある宿屋の一室でアッシュはルークの両肩をもちルークは林檎の様に顔を赤く染めていた

なぜこんな状況なのかというと30分前





「アッシュ一つ聞いていい?」

「……なんだ」

本を読んでいた為、正直邪魔されたくはなかったが一応聞いてやることにした

「この間さ、夜中に目が覚めちゃって散歩してたら…ちゃんとは見てないけど、その、」

こいつはいつも物事をはっきりと伝えようとしない所がたまにある
俺のレプリカと思うと考えたくないな

「ハッキリいいやがれ」

「キス…してたんだよ、カップルが…」

「それがどうした」

「別にどうってわけじゃないけど…」

「俺は忙しいんだ邪魔をするな。質問とやらがないんなら部屋からでていけ」

「…アッシュってキスしたことあんのか!?」

「っ!?な…」

「ジェイド達に話したら、アッシュはきっとモテるからキスの一つぐらいしたことあるっていうし、ナタリアは小さい頃に一度だけ頬っぺにされたって言ってた。あと、アニスはオラクルの中では女の人に人気だって…だから…気になって、つい」


こいつの周りにはろくな奴がいないのか!?
眼鏡とガキはくだらん冗談ばっかりだな。

ナタリアのことはあれは事故。事故だ
……俺からしたんじゃなくナタリアからのはずだが…やはりあいつらレプリカをからかってるな


「そういう貴様はまだ産まれて2年そこらだろうキスなんか「あるぜ」」

「…あるといったか?」


聞き間違いか
いや、聞き間違いであってほしい


「あぁ。小さい頃にガイにやたらキスしてたなー。おはようのキスとかおやすみのキスとか(頬っぺだけど)」




あの金髪殺す。







「アッシュって本当にキスしたことあるのか?!」

「……」

「アッシュ!!聞いてんのか?」


まさかレプリカにこの俺が先を越されるとはな




「答えないって事はアッシュ…したことないんだな!そうだよな〜アッシュって意外と奥手そうだもんな〜あ!アッシュはチキンなんだよな?!鶏じゃん!そういやアッシュの前髪ってにわと…」

「そこに直りやがれレプリカァァァ!!!!」

この俺がチキン?鶏だと?

少し離れた先でルークはやってしまったと後悔した様な顔でアッシュの様子を伺っていた

「レプリカ風情が被験者にそんなことを言えるとはいいご身分だな。キスの一つや二つ経験ぐらいはある」

「な、ならやってみろよ!…あ、じゃなくて!俺は男だし!女の人に…」

「関係ないじっとしていろ」







―そしてアッシュも初めてな上、ルークはもちろんこんな状況すら初めてな為、どうしたらいいのかわからないまま30分が過ぎていた


意を決したアッシュは少しずつルークの顔に近づいていくが、その行動に驚いたルークは咄嗟に離れようとしていた



「暴れるな屑。やれといったのはお前だぞ」

「わ、わかってる!けどアッシュ考えてみろよ!俺…男だぞ?お前のレプリカなんだぞ?」

「お前は自分のいった言葉に責任をもて」

「だから聞けっていって「黙れ」



もう暴れる事すら忘れてしまったルークはただアッシュの顔が近づいてくるのを見るしかできなかった



残り3cm。





―END―

そこからはもうルークの可愛い反応に理性を保つアッシュさんがいること間違いなし(笑)

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