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たまにはいいんじゃない

■ルーク風邪引きネタ
 ゲーム沿い




「ふん。馬鹿でも風邪はひくんだな」

「うるせー」



アッシュとの定期的の情報交換の為に、一行はケテルブルクの宿に集合した

ジェイド達から情報を聞き出しアッシュは、次の行動に移そうと宿を後にしようとした直後。


ガイの直ぐ後ろに立っていたルークが倒れた



原因は「風邪」
ルークの日常の服装を考えれば風邪を引くのも無理はなかった

アッシュは「体調管理ぐらい自分でできなくてどうする屑」などとルークに怒鳴ってはいた。けど1番心配してたのはきっとアッシュ本人であろう





「なぜ俺がレプリカの看病なんか…」

「…ごめん。俺は大丈夫だからアッシュは…!っけほ」

「……お前はさっさと寝ろ。寝るまでは…ここにいてやる」

「へへ…ありがとうアッシュ」

「…。」

「なぁ、アッシュ」

「早く寝ろと言っただろう」

「て、手繋いでほしい…」



アッシュは目が点になりそうだ

潤んだ瞳で申し訳なさそうに頼むルークの姿は、アッシュにとってあまりにも可愛すぎる光景だ



けど愛する者の頼みとあらば無視することはできない

ましてや病気の時ぐらい優しくしてやってもいいかと考えたアッシュは、何も言わずルークの手を優しく握ってやった


「優しいな」

「お前が言ったんだろう」

「そうだな。ありがとう、アッシュ」




握った直後、あまりにもルークの手が熱くてびっくりした

顔は笑っていたが相当辛いに違いない





「アッシュ、」

「次はなんだ」

「アッシュ、だいすき」

「っ?!……わかったからもう寝ろ、屑」

「アッシュ、かお…真っ赤(笑)」

「!うるせぇ//病人はおとなしくしとけ!」





少ししてルークが寝たのを確認したアッシュは、少し潤った唇に優しく口付けた後、静かに宿を後にした


END

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