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それは予約印
33333hitココ様リク ギリコ


「ギ、リコ様……?」

「俺を見ろ」

「……んっ!」


任務が終わり部屋でくつろぐギリコ様に食事を届けにギリコ様の部屋へ来たら、腕を引かれそのままベットに倒された。
そしてギリコ様に噛みつくようなキスをされた。頬と唇が焼けたように熱くなる

こんな事、今までで一度もない


「な、何を……?」


2ヶ月前、アラクノフォビアに来て、ギリコ様専属のメイドとなった私はギリコ様の身の回りや食事の世話をさせていただいている。

この2ヶ月で分かった事はギリコ様が本当には優しくて親切な方だという事。口が悪いためか周りの人はそうは思っていないけれど、私は知っている。


「……。」


のしかかるギリコ様が自分の唇を舐めるのを見て、どくんと胸が跳ねた

ギリコ様は今、怒ってらっしゃる。ぎらぎらと瞳を輝かせて私を見下すギリコ様はまるで獣のようだった


「私…何かお気に触る事…しましたでしょうか…?」

「あァ?」

「ご、ごめんなさい」


とにかく、とても怒ってらっしゃるのだ。しかも私に対して。いくら考えてもギリコ様が何故私に怒りを向けているのか分からない


いつからギリコ様は……


今日、初めてギリコ様の任務に着いていくことになり、ある村へ行った。そして私はアラクネ様から、死武専の者をある場所におびき寄せる、という簡単な仕事を課せられた

ギリコ様は村人としては魂が強靭すぎてバレてしまう可能性がある。だから一般的な魂の私が適役だというわけだ。

囮、と聞いてギリコ様は反対して下さったけれど、私はこんな簡単な任務も出来ないと、見放されてしまうかもしれないと不安になった。だから、無理にでも着いていくとギリコ様に言った。


そうして実際任務先に着いてみて、


─「もう大丈夫ですよ。安心して下さい美しいお嬢さん」─

─「え、あの、ちが」─

─「私がいますからね」─


死武専の者であろう神父のような格好の男の人は、出会った瞬間私をあっさりと囮だと見抜いた。そしてどういう訳か私がアラクノフォビアに脅され、この仕事をしているのだと勘違いをした。

ぎゅう、と手を握りしめられ、じっと瞳を合わされ、男の人に慣れていない私はそれだけで耳まで熱くなってしまった


─「伏せろなまえ!!」─


突然響いたギリコ様の声。驚いたの同時に慌ててしゃがみ込めば遅れて下に落ちた髪の毛先が少しだけ切り落とされた


─「また会ったな似非神父…」─

─「女性にはもっと優しく接しなければいけませんよ」─

─「うるせえ!」─


ギリコ様の跳び蹴りを腕を武器化させて防いだその人はしゃがんだままの私を見つめ、にこりと微笑んだ


─「なまえさん、危ないですよ。
離れた方がいいのでは?」─

─「気安く呼ぶな!」─


いっそう勢いを増したギリコ様の攻撃を見て、私は慌てて邪魔にならないように二人から離れました。


そして…結局は決着はつかないまま、任務は終わって…


あ……ギリコ様が怒ってらっしゃるのは私が囮だとばれたから……!?

そうよ!怒るのは当然じゃない!私が任務を失敗させたようなもの……私……任務に着いて行けたからって調子に乗ってた…


「ごめんなさい、ごめんなさい………ギリコ様…許して……」

「……」

「私、頑張ります、もう失敗しません……だから……」


ふいに、ギリコ様の指先が私の頬を優しく撫でた。びくりと跳ねた肩。にやりとギリコ様は笑った


「そんな事は気にしてねェよ」

「……え?」
「お前の主人は誰だ?」

「ギリコ様です…

……っん!」


今度は優しく唇を合わせられた。差し込まれる舌に抵抗が出来ず目を見開きギリコ様を見つめる

自分が今何をしているか分からない。頭がほやほやしてくる。されるがままというのはこのことだ


「目くらい瞑れ」

「!」


瞬間はじけたようにギリコ様と目が合った。そして一気に顔が熱くなる


「あ…」


視界にはギリコ様しかいない。こんな近くにギリコ様がいる。もう頭が爆発しそうだ

そして私の首もとに顔をうずめるギリコ様。
……………え?


「!!!や、やです、ま…待って…!」

「もう充分待った」


ぷつ、ぷつ と胸元のボタンが外されていく。いつの間にか両手を頭の上で固定されていた


「ギリコ様……!」

「お前は、俺のもんだろ?」


ちくりと首もとが痛くなった。え?何?噛まれた?


「わ…私は…ただのメイドです…」

「主人に尽くすのがメイドの仕事だぜ」

「うう…痛いです…」


もう、ギリコ様は怒ってない。でもこの状態はきっと危険。体が危険信号を出してる。ギリコ様の髪が首に当たってくすぐったい。もう何がなんだか分からない



ギリコ様、私なんかでいいんですか……?




「あ」


大変な事に気付いた。


「?」

「ギリコ様!大変です!」


「…なんだよ」

「ご飯が!!!」


私が見つめる先には料理の積まれたワゴン。ギリコ様はすごい顔をして固まった


「なまえお前な…」

「ギリコ様、お願いです!私あれを早く運ばないと料理長に怒られるんです!」


うるうると瞳を濡らし必死にギリコ様に訴える。だって料理長とっても怖い方なんですもん…!!私、まだ死にたくない!


「……早く行け」

「ありがとうございます!」

「馬鹿」

「ありがとうございます!」

「……」


ギリコ様が私の上から起き上がる。そして挑戦的な瞳でじっと私を見つめた


「続き、」

「え?」

「されたいなら来いよ」

「……えぇ!?」




まるで来なかったらコロス。と言うような目。だけどきっと、

















それは予約印
(なまえさん、何そのキスマーク。というか遅すぎ)
(りょ、料理長……!!)






















:)ココ様リクギリコ夢!
ギリコさんの夢は初めてでとっても楽しく書かせて頂きました(^^)あまり私のサイトにはおらおら系がいないというのもあってなんとも不自然なギリコさんになっております……すみませんm(_は_)m
え―と…これは……微裏……?(゜∀゜;)
中途半端ですねorz

ココ様リクエストありがとうございました!またどうぞ!★

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