love a person to madness18881hit秋雪様リク クロナ
「メドゥーサ様、クロナは頑張ってるよ」
「出来損ないには変わりないわ」
「そんな言い方…しないで…」
「なぜあなたが悲しむのかしら、なまえ」
「うう…」
「あなたも、同じなの?」
「…ひっく」
「……。」
だってメドゥーサ様、クロナはメドゥーサ様に認められたくて、誉められたくて沢山の魂を命がけで集めているんです。それだけのために泥だらけになって帰ってくるんです。
でもいつも笑って
大丈夫だよ って、
心配いらないよ って。
全然、大丈夫じゃないくせに。
「何が言いたいの」
「…メドゥーサ様…」
「今更私にクロナを愛せだなんて言うのかしら」
「………。」
「無理な話ね」
「…っ…でも」
「そろそろあの子が帰ってくる頃だわ。迎えにいきなさい」
「はい……」
黒い裾を翻してメドゥーサ様は去っていった。しばらくその後ろ姿を見つめた後、タオルを持ってクロナのもとへ急ぐ。
怪我してませんように
「……クロナ、」
「あ、なまえ…」
「怪我は…?」
「無いよ」
「良かった…」
タオルでクロナの頬を拭く。白いタオルはどす黒い茶色に染まった。泥だらけ、じゃない。血だらけ。それも他人の。
でも…クロナが無事ならいい
ああ 本当に良かった
クロナに抱きつけばそんな感情がじわじわと私に染み込んでいく。生きている。どくどくと脈打つ心臓に安心するのはあなたが大切だからだよ、クロナ
「…ありがとう」
「ううん」
「……なまえ、」
「ん?」
「泣いた……?」
「え…」
クロナがいきなり私の瞼に軽く唇を付けたからびっくりした。優しく頭を撫でる手がくすぐったい
でも、なんで?
「目が赤いよ」
「うそ…」
「悲しいことあった?」
「…。」
「ごめん…」
「な、なんでクロナが謝るの…」
「だって…なまえが泣いてるから…」
ぽたぽたとどんどんこぼれ落ちる涙。止まらない。クロナが更に強く抱き締めてくれるけど、止まらない。ただクロナの服に染みをつくるだけ。
「僕、もっと頑張るから」
もう十分クロナは頑張ってるよ
「もっともっと頑張って、メドゥーサ様に認められるくらいの魔剣士になる」
あなたの身体が心配
「そうしたらなまえ、僕とずっと一緒にいてくれますか」
love a person to madness
(歯車が狂ったのはいつから?)
:)秋雪様リククロナ夢…!かっこよいクロナ甘とのことでしたが…
え せ く ろ な
/(^O^)\
私の中では
かっこよいクロナ=どもらない(え)
なのでまったく別人になってますすみません(´`;)あまり甘くなってもいませんし;
秋雪様、リクありがとうございました★
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