通常モード]
[
URL送信]
|
*春に仰ぎ見る月は* 翼 明日になれば いつもの時間 に いつもの メンバーで 集まるコトも ……なくなるんだよ な そう考え出したら たくさんの 眩しい出来事が 頭の中 駆け巡っては 繰り返し輝いて ときに 吹き出しそうになりながら ときに 悔しさを滲ませながら 今日、という 旅立ちの日を 迎えて いる 四角い空を窓枠に腰かけて ぼんやり眺めながら ダルい なんて 早く 出たいよな なんて ...言ってたけれど。 早弁と居眠りの思い出が 色濃く残る机とか 遅刻ギリギリだって 走り切った廊下で 怒られたり 日常 だった 日々を 駆け抜けた 俺たち 強がらずに泣けよ …言ってるお前の方が もう既に 泣き顔だぞ、と グランド見渡しながら 呟いて 隠した涙は やっぱり性格だからかな 明日からは 嫌がってたキツい制服も 意味すら判らず やっていた掃除も …なくなるんだよな でも 覚えてる 鮮明な、 かけがえない瞬間を 制服でグランドは もう 一緒に 走れないかもしれないけれど 足跡はずっと 刻まれてる 今度は 新しい 足跡を 迎えていくんだよな 外れかけた窓枠も 落書きした机も たくさんの記憶だから 四角い空から 見てた世界に もう 出て良いって 合図なのかもな また 会える日までの 約束の証、なのかもな グランド向かって一礼した 明日からも 駆け抜けてく この足で Four Seasons for YOU＊ ［*前へ］［次へ#］ [戻る]  |