ゴーレムに連絡が
あった時は驚いた
何しろ彼とは本当
に久しぶりだから
ホテルの私の部屋
に居た事はもっと
驚いたけれど。
「クロウ…」
「久しぶり…」
PM11:00
キラキラ、と漆黒
の夜空を星が彩る
任務先の小高い丘
のホテルのテラス
で二人星空を眺める
「キレイ…」
「あぁ…」
「時間が止まればいいのに」
「…」
「ねぇクロウ」
彼女に振り返れば
ホテルの部屋の
レースのカテーン
を被っていた。
レースと彼女の白い
ワンピースはまるで
「花嫁さん。」
本当に時が止まって
しまえばいいのにな
なんて彼女の意見に
同意しながらそっと
リナリーの頬に手を
添える。
Before
This world is coloverd
in darkness
(この世界が闇に包まれる前に)
もう少しだけ愛を