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カフェ『皐月堂』へようこそ(レナルキ他)
秘密を抱えて 3 Side:PHANTOMON
 マーメイモンに続いて挨拶をしたセラフィモンの部下達は、揃いも揃って皆、美人な女ばかりだった。
 ――こんなに美人ばかりだと困る!
 オレはハラハラしたけれど、メタルファントモンはいつもどおりのテンポを崩さないばかりか、余計に機嫌良くなっている。
 ――浮気はダメだよ? 大丈夫なのかな?
 オレはそわそわとメタルファントモンをたびたび見上げる。
 乳母やから教わっていたから、テーブルマナーについては大丈夫だった。マーメイモン達が驚いている。でも、ところどころ忘れていることもあるから、皆の動作をこっそりまねた。
 しばらく雰囲気は和やかだったけれど、デザートが運ばれて来る頃にオレの携帯電話が突然鳴った。
「あ……!」
 皆の見よう見まねをしながらフィンガーボウルで指を洗っていたオレは慌てた。手を拭き、急いで携帯電話に出た。
(もしもし……)
 小声で話しかけると、
『あら、今は取り込み中だったかしら? ごめんなさいね……』
 と、御主人様の声が聞こえた!
(ええっとね、今、ご飯……)
『あらあら、それは大変。マナーモードにしていなかったのね』
(ごめんなさい……。メタルファントモンと、後でまた電話するね!)
『ありがとう。待っているわ。皆様にご迷惑をおかけしてしまって申し訳ないと伝えてちょうだいね』
(はい!)
 御主人様からの電話を終え、オレはとても嬉しくなった。けれど、
「このような席で携帯電話を鳴らすなんて、どういう教育をされているのかしら?」
 と、マーメイモンが冷たい声で言った。同席しているセラフィモンの部下達が揃って小声で
(いやだわ……)
(ちゃんとマナーをわきまえていると思ったのに、やっぱりただのクソガキね……)
 と嫌味を言う。
 すると十二神将達が小声で
(そういう言い方はないやろ!)
(クソガキという言葉はマナーに反してはいないのかしら?)
 と言い出す。その場は一瞬で険悪な空気に変わり始める!
 ――あ! どうしよう!
 オレは焦った。何か言い訳しなくちゃ!
 でも、
「失礼をお許し願いたい」
 とメタルファントモンが頭を下げた。良く通る声だったので、小声で話していた皆が戸惑った顔になる。
「おい。マナーモードに切り替えておかなかったのか?」
 とメタルファントモンに言われた。
「ごめんなさい……」
「今日初めて携帯電話を持ったのだから、うっかりすることも仕方ないか……。気をつけろ」
「はい……」
 オレ達のやり取りを聞いて、マーメイモンが
「今日初めて? そうなの?」
 と驚いている。
「ああ。こういうものは初めてだ」
「本当に?」
「こんなことで嘘をついても仕方ないだろう」
「ええ、そうね。そのとおりだわ。……それなら、うっかりして鳴らしたのは仕方ないわね。きつい言い方が過ぎたわ……」
 マーメイモンはそう言ってくれた。
「すまないな、この小さい機械はボタンが多くて、ファントモンは少々難儀している」
「ボタンが多いって……それ、子供用の携帯電話でしょう? ちっとも難しくないわよ、すぐに覚えられるわ」
 マーメイモンは思わず微笑んでしまい、慌てて難しい顔に戻った。マーメイモンって、案外、良いデジモンかもしれない?
「でも、メタルマメモンから気をつけるように言われていたから、やっぱりオレが悪いと思う」
 オレはそう言うと、ちゃんとマナーモードにしてから、携帯電話をしまった。



 夕食が終わってから自分達の宿に戻ると、オレはいつもの服に着替えた。
 それからすぐに御主人様に電話をした。今日あったことをだいたい話したけれど、マーメイモンのことは話さなかった。
 オレの話が終わってから、メタルファントモンも自分の電話を操作して電話をかけた。
 長い電話になるのかと思っていたら、驚くぐらい話は短かった。
「え? 三分も話していないよ?」
 オレが指摘すると、
「必要があればまた電話をする」
 とメタルファントモンは言った。
「そうなの? 何て話したの?」
「それは言えないなあ」
 メタルファントモンは笑う。そして、ふとオレから視線を外し、テラスの方を見た。それは数秒のことで、またすぐに視線を戻すと、
「先に休むぞ」
 と言い、階段を上って二階へ行ってしまった。
「え……でも……」
 木造の階段がきしむ音が遠ざかると、オレはテラスに通じる木枠の大きな窓へ急いだ。オレもメタルファントモンと同じように、そこに……マーメイモンが来ている気配を感じていた。
 扉のようなそれを開けると、外に出る。少し風が冷たい……。
 マーメイモンは外に出て来たオレに歩み寄る。一歩進むごとにデジモンの姿へと変わる。下半身は魚の姿の水棲獣人型デジモンで、長い金髪は背中で一本の三つ編にしている。
 マーメイモンがデジモンの姿になったから、オレは慌てた。メタルファントモンとバトルをしに来たんだ!と思った。けれどもマーメイモンは寂しそうな顔でそこにいる。バトルをしに来た雰囲気じゃない。
「えと……何か用ですか?」
 オレが訊ねると、
「メタルファントモンは? いるんでしょう? 出て来ないのかしら?」
 とマーメイモンはオレに訊ねた。
「ええと、もう眠るって。メタルファントモンが眠っている時はそっとしておいてあげて。起こすと怒るから」
「そう……そうなの……」
 マーメイモンはきゅっと唇を引き結び、それから大きな溜息をついて肩を落とした。
「私ではどうしてもダメなのね……」
 あまりにも今までとは様子が違うから、敵なのにすごく心配になってしまった。
「明日は? 明日の朝一番早く、メタルファントモンに伝えておくから」
 マーメイモンは首を横に振った。
「いいえ、もういいの。私は契約を遂行出来ないから、泡となって消えてしまう。もう会うこともないでしょう……」
 オレはきょとんとした。
「泡?」
「ええ」
「泡って……ええっと? あの、石けんとかの? ぶくぶくの……あわ?」
「そうよ」
「消えるって!? あわわっ!?」
 オレは、凄い話を聞いてしまった!と慌てた。
「泡で慌ててあわわって、本当に? どうしてそんなダジャレみたいなことになっちゃうの! 消えちゃうって、本当なの? デジタマにならないで消滅しちゃうってこと!?」
「アナタは優しいのね……私は敵なのだから、そんな心配はいらないわ。そうでしょう?」
 マーメイモンは悲しそうな表情に少しだけ笑みを浮かべる。
「でも!」
「いいのよ。……ごめんなさい。アナタに言うことがそもそもいけないことね……」
 マーメイモンはオレに背を向けて去って行く。
 オレはどうしたら解らなくなった。こういう時って、どうしたらいいの!?
「待って!」
 オレは声をかけた。
「今、お茶をいれます!」
 マーメイモンは肩越しにこちらを見る。
「お茶……?」
「うん、お茶!」
 オレは必死に首を縦に振った。
「美味しいお茶をいれます。だから、待って! 帰っちゃだめ!」
 マーメイモンは振り向き、優しい笑みを浮かべる。
「いただこうかしら」
 オレはほっとして、
「こちらへどうぞ」
 と、テラスに置かれているテーブルへ案内し、椅子を引いて座ってもらった。
「今、すぐだから! お湯を沸かすからね!」
「ありがとう」
 台所へ行き、お湯を用意する。その間にカップなどを用意した。ティーセットが用意されていたので、ありがたく使わせてもらう。急いでテラスに戻ると、オレは月明かりのテーブルの上にティーカップを並べた。熱い紅茶に少々のミルクを加えて美味しいミルクティーをいれ、マーメイモンに差し出す。
「ありがとう。……良い香りね」
 ミルクティーを少し飲むマーメイモンを見て、オレはまたほっとした。向かいの席に座り、自分の分のミルクティーを飲む。
「アナタ、紅茶をいれるのが上手ね」
「ケーキも作れるよ。たくさん覚えたんだ」
「そうなの? 凄いわ」
「乳母やから教わったんだ。クッキー、マフィン……シフォンケーキは苦手なんだ。しぼんじゃう……でも御主人様も誉めてくれたから、味にはちょっと自信あるよ」
「そう……」
 マーメイモンはミルクティーが半分残るカップをティーソーサーに置く。それを見つめながら、
「アナタの御主人様は……リリスモンは優しいの?」
 と訊ねた。
「うん!」
「好き?」
「大好きだ! メタルファントモンも御主人様が……大好きだよ。あの……だから……」
「そうなの……セラフィモンから聞いていた話とは全然違うわね……」
「やっぱりセラフィモンが何か言ったんだね? 契約ってどういうものなの? どうして泡にならなくちゃならないの?」
 マーメイモンは、
「メタルファントモン達に色仕掛けをして浮気させてしまえば、リリスモンはきっと怒るでしょう? セラフィモンはどうしても復讐をしたいと思ったのよ。特にメタルファントモンに激しい恨みを抱いているわ」
 と話してくれた。
「そうなの……でも、どうしてメタルファントモンに恨みなんて? どっちかというとオレの方が恥をかかせたと思うんだけれど……?」
 オレは疑問に思った。
「私は詳しい事情は知らないわ。ただ、簡単そうだったからその役を引き受けたの。その見返りに、セラフィモンが入院して不在のうちはセラフィモンの軍の全権を任されたの。お金や宝石もたくさんもらった。ただ……」
「何?」
「誰にも言わないで。秘密にしてちょうだい」
「秘密? うん……」
「私の家系は代々、『約束を破ると水泡と化して消滅する』という呪いがかけられているのよ」
 マーメイモンは首に下げる黒い真珠のネックレスを見せてくれた。月明かりの下、大粒で涙のような形のそれからは大量の呪いのエネルギーが発せられている……!
「これ、すごい! 恐ろしい呪いだね!」
 オレは目を見開いた。
「解るの?」
「見えるよ! オレ、こう見えても呪いのエキスパートだもん。くっきり見えるよ」
「そう……。アナタ達の絆がそんなに強いなんて知らなかったのよ。こんなに難しいのなら引き受けなければ良かったのに……」
「この呪いって、どうしようもないの?」
「どうしようもないわ」
「そんな……ううん、諦めたらそこで終わりだよ! 考えなくちゃ……でも、どうしたらいいんだろう?」
「アナタ、どうにかするつもりなの?」
 オレは頷く。
「うん。どうにかするよ!」
「無理よ……」
「無理かどうかは、考えて、試して、試して……努力し尽くしてから言う言葉だって、乳母やが言っていたよ」
「ファントモン……」
「オレ、頭はそんなに良くないから、他のデジモンよりも時間かかるんだ。でも頑張るからね!」
 オレは腕を組み、真剣に考える。メタルファントモン達、かあ……。
「無理だわ。いいのよ、私のことなんて……」
「今、考え中なの! ちょっと黙っていて! よーっく考えれば、絶対に何か方法が見つかるはず!」
「……ごめんなさい……」
「メタルファントモンは絶対に浮気なんかしないだろうし……そうなったら御主人様、きっと泣いちゃうし……」
「泣く? まさか!」
 マーメイモンは驚いている。
「何言っているの? 当然だよ。御主人様はメタルファントモンのこと、大好きなんだもん」
「そんなわけがないわ。リリスモンは冷酷で卑劣で残酷な……」
「はぁ? 何言っているの? ちょっと黙っていてったら!」
「……ごめんなさい……」
「ええっと……とにかくメタルファントモンじゃダメだ。すると……オレは別にマーメイモンと浮気するような年齢じゃないし……ん? ちょっと待って! オレは?」
「え?」
「オレがマーメイモンと仲良くしたら?」
 そう言ったとたん、マーメイモンの黒真珠のネックレスから立ち上る呪いのエネルギーが、少し弱まった。
「あ! 大丈夫みたい!」
 オレは思わず声を上げた。
「本当に?」
「うん。――試してみようよ」
 オレはテーブルの上に身を乗り出した。
「え……!」
 マーメイモンが驚いて立ち上がろうとした。その手を、オレはぎゅっと握る。
「はい、友達の握手!」
 黒真珠から、一気に呪いのエネルギーが消えた!
「やったあ、成功!」
 さすがにマーメイモンにも解ったみたい。
「うそ……こんなに簡単に? 信じられないわっ」
 マーメイモンは狐につままれたような顔をして、手の平に乗せたそれとオレを交互に眺める。
「解きやすい呪いもあるんだよ。もちろん、代償は支払わないといけないけれどね」
「え……」
「大丈夫だよ、気にしないで。オレ、ちょっと体に傷があるんだけれど、それが一つ増えたと思う。ちょっとこっちの手、痛いもん」
 オレは握手した側の手をちょっと持ち上げる。
「……あ、いったーい……やっぱ、こっちの手かあ……」
「嘘! 大丈夫?」
「平気だよ、そのうち痛くなくなる。それよりも良かったね! これで消えなくて済むね! 本当に良かったあ!」
 オレは万歳!と両手を上げた。
 マーメイモンは椅子から立ち上がると、テーブルの上にいたオレを抱き上げてぎゅっと抱きしめた。
「うわ、マーメイモン!」
「ありがとう! 本当に……本当にありがとう!」
 マーメイモンはそのまま、ぼろぼろと涙を流した。涙はテーブルの上に落ちると、ぽんぽんと跳ねる。床に散らばっていくそれを見て、オレはびっくりした。
「ねえ、大変! 涙が真珠になったよ!」
「いいの……私の涙は真珠になってしまうの……」
「そうなの? 普通のことならいいんだけれど……綺麗だね……」
 オレは感嘆の声を上げた。
 すると、すぐ傍から、
(すっごーい!)
 と、声が聞こえた。
「誰かいるの?」
 オレ達はびっくりしてそちらを見た。
 テラスの柵の向こう側にある植え込みの茂みが動く。そこから、
「申し訳ない……」
「覗いちゃってごめんなさい!」
 ロップモンと知らない人間の女の子が現れた。その人間の女の子は少し変わった服装をしている。十二神将達の服に少し似ている気がする……。
「ロップモン……!」
 マーメイモンはオレを腕から放す。オレはふわりと空中に浮かんだ。マーメイモンはよろよろと後退り、
「そんな……十二神将に知られてしまうなんて……おしまいよ――――!」
 と、床に打ち崩れた。しくしくと泣き出してしまい、その涙はさらに真珠に変化して床の上に散らばっていく。
「我らは誰にも言わない。約束する」
 ロップモンは歩み寄るとそう言い、
「そうしてもかまわない?」
 と、一緒にいた人間の女の子の意見を聞く。その子は
「うん、もちろん! なーいしょ、だよ! だからモーマンタイ♪ 泣かないでもいいよ〜」
 と明るい笑顔で微笑む。
「……ほんと? 本当に?」
 マーメイモンは顔を上げると、涙で赤くなった目で二人を見つめる。
「マーメイモンがファントモン達の宿に向かったのを見かけたので『何かあるのでは?』と我らは様子を窺った次第。何事も無く、月明かりのお茶会を開いていた、とファンロンモンには御報告申し上げる。――それで良いだろうか?」
 そうロップモンは訊ねる。
「ありがとうございます……!」
 マーメイモンは深く頭を下げた。
 オレも
「ありがとう、ロップモン!」
 とお礼を言い、
「ありがとう! ええっと……」
 と、女の子を見つめた。
 アイよりも年下に見える、ちょっと幼い印象のその子は、にこっと笑い、
「シウチョン、って呼んでね」
 と言った。
「シウチョン、ありがとう! あの、お礼に……せっかくだからお茶でも……」
 とオレが誘うと、
「わーい! 真夜中のお茶会! ステキ!」
 シウチョンは目を輝かせた。
 けれど、
「シウチョン。そろそろ家に帰る時間だ。明日の朝起きられないと学校に遅刻してしまう」
 と、ロップモンは止める。
「もう、ロップモンのケチ! 石頭! いーじゃない、ちょっとぐらい!」
「ダメ!」
「ケチンボー!」
 シウチョンは頬を膨らませて怒る。
「家は遠いの?」
 オレが訊ねると、
「リアルワールドよ」
 と答えが返ってきた。
「わあ! そうなの? オレの友達もリアルワールドにいるんだ!」
 オレは嬉しくなった。
「シウチョン、今度はもっと時間がある時に遊びに来てよ! オレ、お菓子作ってお茶会するから!」
 そう約束すると、シウチョンは
「ほんとー! うわーい! それなら私もお菓子持ってくるね。たくさーん!」
 と嬉しそう。お菓子、大好きみたい。
 シウチョンとロップモンを見送ると、オレはマーメイモンに笑いかけた。
「じゃあ、またね」
 マーメイモンは照れたように笑う。
「助けてくれて……本当にありがとう……」
「オレも嬉しいから。オレ、友達たくさん作りたいんだ」
「そうなの?」
「うん!」
 マーメイモンは涙で出来た真珠を全部拾った。オレも手伝った。これは本物の真珠で、綺麗な粒だけ選んでアクセサリーを作ってくれるって。
「オレとシウチョンにくれるの?」
「ええ。せめてものお礼に……。私の持っている宝石と組み合わせるわ。きっと綺麗なアクセサリーを作るわね」
「オレ、それをもらっても……そうだ! 御主人様にあげてもいい?」
「ええ、もちろん。それなら、リリスモンに似合うデザインに仕上げるわ」
 マーメイモンはそう約束してくれた。
 マーメイモンを見送ってから、オレは使ったティーセットを洗おうと台所へ運んだ。夜目が利くから電気を点けずに運んだ。メタルファントモンが起きるから、と静かに運んでいたら、突然明るくなった。
「気を使わせたようだな。すまなかった」
 と。メタルファントモンがすでに起きていたのでオレは驚いた。
「びっくりした! なんだぁ、起きていたの!」
 オレは驚いた。メタルファントモンは
「次々に来客の気配がするから、何か起きては俺の監督責任を問われるだろう」
 と肩をすくめ、ティーセットを洗うのを手伝ってくれた。
「じゃあ、マーメイモンの話も聞いていたの? 秘密って言われたのに……」
「ああ、だいたいは。立ち聞きしてすまなかったな」
「ううん、別に……。メタルファントモンはオレがしたこと、怒る?」
「いいや。友達を作ることをどうして怒るんだ? むしろ、どんどん作ればいい」
「そう? そっか……」
 オレはメタルファントモンが反対しなかったので嬉しい。
 食器を片付け終わってからふわりと飛び、メタルファントモンの頭の上に乗った。
「すっかり夜遅くなっちゃったね」
「ああ。さっさと眠ろう……」
 明日の朝は、もうすぐそこに近付いている。オレ達は急いで眠ることにした。

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