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カフェ『皐月堂』へようこそ(レナルキ他)
Bの悲劇 Side:LILITHMON
 穏やかな日の午後を、私は人間の姿で過ごしていた。床の間に飾る掛け軸を選び、それに合わせて飾る生け花を考える。デジモンの姿だと、どうしても『黄金の魔爪』が邪魔をしてしまうので、これは仕方ないこと。
「ねえ、御主人様」
 デジモンの姿のファントモンがふわふわと私の傍に近づく。
「お客様が来るの?」
 興味津々のようなので、私は苦笑する。
「いつ誰が来ても気持ち良く過ごしてもらえるように、用意をしているの。だから特に誰かが来る予定は無いのよ」
 ファントモンは少しがっかりしたようだった。
「美味しいお土産が欲しいの?」
「違うったら! 誰か来たらいいなって、思っただけ!」
 怒ってしまったらしく、ふぃっとどこかに飛んで行ってしまった。かわいかったので、私は笑ってしまう。
 ――あの子が傍にいるだけで、とても楽しくて幸せになる……。
 私は胸が苦しくなって、瞼を閉じた。
 ファントモンはメタルファントモンと同じ存在だということが、私を混乱させ、苦しめる。メタルファントモンのことをもっと知りたい。ファントモンとも一緒にいたい。……わがままなことだと、つくづく思う。
 メタルファントモンの姿を、今日はまだ一度も見ていない。
 昨日、彼はファンロンモンから大量のデジコアの欠片が届いたので、それの修復を行っていた。ばら撒けば畳三畳分ぐらいあったそれらを、彼はせっせと一つのデジコアへと組み立てていった。完全に組み上がったデジコアはそのうち1割ぐらいにしかならず、残りはどこかしらが欠けていた。合う欠片が持ち込まれた分には無かったと彼は私達に説明してくれた。
 それだけで丸一日がかりだなんて、と私は気が遠くなったけれど、それでも彼の仕事は他のデジモン達がやるよりも早いらしく、配送係のバケモン達はとても驚いていた。またデジコアの欠片を持って来るという。欠けているデジコアにそれが合えば、完全に組み上がったデジコアになる。
 彼に組み立てられて再び命の光を放ち始めたデジコアは、どれもとても綺麗だった。
「……」
 あの光景を思い出すと、自然と頬が火照る。慌てて瞼を開き、周囲を見回した。もちろん私の他には誰もいなくて、ほっと安堵の息を吐いた。
 彼はあの時、「御主人様にはそれが見えるのか?」と私に訊ねた。彼の言い方がとても優しかったから、私はまた憎まれ口を叩いてしまった。――彼のことが好きなのに、どうしてひねくれた返事をしてしまったのかと悔やむ。
 ――今日はメタルファントモンには休んでもらわないと……。
 きっと疲れているだろうからそっとしておこうと思った。些細なことでは呼び出さないように、と……。
 私はふと手を伸ばし、掛け軸の箱の傍らに置かれたノートを手に取った。これはファントモンのためのノート。濃い鉛筆で力一杯文字が書かれたものだった。
 ファントモンは朝食後からしばらくの間、字の練習をしていた。メタルファントモンと同じように文字の読み書きが出来ないから、頑張って覚えたい、と。ただし、ファントモンは人間の使う言葉は少し読み書き出来た。日本語と英語をほんの少し……。
 ファントモンとメタルファントモンのどちらが先に文字の読み書きが上達するかは、予想するならもしかするとファントモンの方が早いかもしれない。勉強が苦手だけれど、一生懸命学ぼうとしているから。
 ふと、玄関から話し声が聞こえて来た。来客らしい。
「まさか……」
 私は立ち上がる。来客の予定は無かった。それなのに事前連絡も無くここに来るとしたら、誰かしら?
「おじい様かしら?」
 首を傾げながら、広げていた掛け軸などを手早く片付け始めた。
 そうこうしているうちに、
「こちらへどうぞ」
 緊張しているファントモンの声が聞こえた。そこまで緊張する相手なのかしら?と不思議に思ったら、
「突然の訪問になりましたがお許し願いたい」
 と、ロップモンが現れた。
「あら、どうしたの? 私は暇を持て余していたからかまわないわ」
 そう言い微笑むと、ロップモンは言いにくそうに、
「今日は我の用事では無く……」
 と、後ろに立っていたデジモンを促す。ロップモンはデジモンの姿だったけれど、後ろにいたデジモンは人間の姿だった。ひらひらしたピエロのような淡い衣はデジモンの時の姿そのままだけれど、この屋敷に入るにはデジモンの姿では大き過ぎて難しいから。
「まあ……ケルビモン……!」
 私は驚いてその名を呼んだ。
 ケルビモンは
「……」
 私へ、遠慮がちな視線を送る。
 ――ケルビモンったら、相変わらずね……。
 物静かで控えめ、声も元々小さい。ロップモンとは親戚だと以前に聞いたことがあった。
「どうぞこちらへいらっしゃいな」
 私が手招くと、
「……」
 こくん、とケルビモンは頷く。そしてファントモンへ小首を傾げて見せる。ファントモンの了解も取りたいみたい。
「どうぞっ」
 ファントモンがいそいそと座布団を用意する。
 ケルビモンは用意された座布団の前にまず正座し、私達にそっと頭を下げた。
 私も彼に、そっと頭を下げる。
 ファントモンが驚いて私を見つめるので、その視線に微笑み返した。
「礼には礼をもって返すものよ」
 そう聞いたファントモンは、急いで私がやったように正座して頭を下げた。
 ケルビモンは勧められると座布団に座る。ロップモンもケルビモンにならって同じように隣に用意された座布団に座った。
 ファントモンはケルビモンに興味津々だった。
「御主人様の友達?」
 と私に訊ねる。
 ――古くから知っているけれど……。
「いいえ」
「違うの?」
「『友達』って安易に言えないの」
「どうして?」
 ファントモンは腕を組んで考え込み、
「ケンカしているの?」
 と私に訊ねる。
「いいえ。こないだファンロンモンの大広間にいたわよ。覚えていないかしら?」
「いた? うーん……ごめんなさい。あまり覚えていない……」
 私はケルビモンに
「三大天使の一人が私と友達だと公言してしまったら迷惑でしょう?」
 と言った。
「……」
 ケルビモンは少し困った顔をした。
「えええっ! 三大天使って、まさか! こないだの『すっとこどっこい』の仲間なの!? 何しに来たのさっ!」
 ファントモンが突然怒り出したので、
「お止めなさい」
 と私は制した。
「だって、だって……!」
 ファントモンは大きく体を揺らす。
「この度のこと誠に申し訳なく……」
 ケルビモンはそっと、持参してきた紙袋から綺麗な包装の菓子折りを私へ差し出す。
「あら……お気遣いなく……」
 私はそれを受け取ると、ファントモンに笑いかける。
「ケルビモンからお土産いただいたわよ」
「え……でもぉ……」
「ケルビモンはセラフィモンとは違うのよ。警戒しなくても良いのよ」
「本当なの?」
 ファントモンは私の隣にふわりと浮き上がるように漂い、それを覗き込む。
「わぁー! ……えっと、ありがとうございます」
 お菓子に釣られそうになりながらも、かろうじて思いとどまり、ファントモンはケルビモンにお礼をちゃんと言った。けれどすぐに、
「これは和菓子かな? 洋菓子かな?」
 と嬉しそうに私に話しかける。
 ケルビモンはもう一つ、小さい紙袋を用意していた。白地に銀色の模様の入った小さい紙袋を、そのままファントモンへと差し出す。
「え? オレにも?」
 ファントモンは受け取ろうとして、自分の手が汚れていないか急いで確認する。大丈夫だったので、
「ありがとうございます」
 とそれを受け取った。何だろう?とすぐに中を覗き、
「お菓子だ――!」
 と歓声をあげた。
「あら、お菓子なの? どんなお菓子?」
 紙袋の雰囲気から中身は絶対お菓子と予想していたけれど、私はわざと訊ねた。
「袋に入っている!」
 ファントモンは紙袋から透明な袋に入っているお菓子を取り出した。
「ひも!」
 ファントモンが透明な袋の口を飾る白いリボンを指差したので、
「それはリボンというのよ」
 と教える。
「リボン?」
「解いてみたら?」
 白に銀色でロゴが印刷されたそれを千切ろうとするので、
「ちょっと待って」
 と声をかける。
「……あら、ビニタイで留めてあるのね……」
 白いリボンは銀色のビニタイで留めてあった。細い針金を銀色のテープでコーティングされたそれを摘み、
「ここをこうひねって……ほら、解けたでしょう?」
 と教えてあげる。ファントモンは不器用ながらも丁寧に、袋の中からそろそろと透明な小さい容器を取り出した。小さい円柱形のそれを眺め、
「美味しそう!」
 と、はしゃぐ。花の形のような型で繰り抜いた焼き菓子がたくさん入っていた。アーモンドがのっていてとても可愛らしい。
 ケルビモンはファントモンが喜んだので嬉しそうに目を細めた。もともと小さいデジモン達の世話が好きな彼の今日来た理由が、なんとなく解ってきた。
「見て見て! 御主人様!」
「とても美味しそうね」
「これ、皆で食べてもいい?」
 ファントモンが上目遣いで私を見上げる。
「あら? 私達にもお裾分けしてくれるの? ありがとう」
「皿、取ってくる!」
 ファントモンは大事そうにそれを持って、台所へと飛んで行った。
 それを見送り、
「ファントモンのことを心配してくれてありがとう」
 と、私はあらためてケルビモンにお礼を言った。
 ケルビモンはそっと首を横に振り、視線を伏せる。
「ケルビモン、気にしなくていいのよ。大丈夫だから。ファントモンはこれからたくさんのことを学ばなくてはならないでしょう。世間のことを知らないから、ここでゆっくりと学ぶことは良い時間の過ごし方になると思うの」
「あの……」
 ケルビモンは、そっと私に問いかける。
「何かお手伝いしたい……」
「貴方がここに来ていること、ばれたら大変なことになってしまうでしょう?」
「けれども……」
「ケルビモン……いいのよ、貴方がそんなに気にしなくても大丈夫よ」
 彼が本当はあの男――セラフィモンを嫌っていることは知っている。私達を気遣ってくれるその気持ちだけで充分嬉しい。
 私は穏やかに訊ねる。
「オファニモンのお子さん達、元気かしら?」
「ええ、元気……」
 ふわっと、ケルビモンは優しい笑顔になる。こくこくっと何度も頷く。
 ケルビモンはずっとオファニモンが好きだった。あんな自分本位のわがまま女のどこが好きなのか!と思うけれど、オファニモンの良いところを知っているみたい。オファニモンがあの男と結婚しても、密かな片想いを続けている。
 入院中に、私が不在だった時のデジタルワールドの話は皆から聞いていた。今ではオファニモンに六人も子供がいると聞いた時はとても驚いたけれど、セラフィモンはちっとも子供にかまってあげないらしい。見かねたケルビモンがその子供達の面倒を見ているうちに、親のように慕われるようになった。その状況になって、初めてセラフィモンは腹を立て始めたらしい。
「セラフィモンは本当にひどくて、こないだもケルビモンに意地悪を……」
 と、ロップモンは眉間にしわを寄せる。
「まあ、そうなの?」
 ケルビモンが慌てて
「言わないで……」
 と、おろおろし始める。口止めを頼みたくなるほどひどい嫌がらせなのかと思ったら、
「バナナの皮を……」
 と、ロップモンが言ったので、私は呆れてしまった。
「ずいぶんと古典的だこと」
 ケルビモンは顔を真っ赤にした。そんな小細工にまんまと引っかかってしまって、とても恥ずかしくなるのは理解出来る。
「けれどケルビモンを心配したオファニモンの子供達が、セラフィモンをやっつけてしまって……」
 そうロップモンに言われ、私は首を傾げた。
「やっつけたというと?」
「言葉どおりに……」
「嘘でしょう?」
「本当に。我も聞いた時には耳を疑った。セラフィモンは現在、入院している。今のところ面会謝絶で、全治二カ月と言われている」
「まあ、そんなに?」
「人を呪わば穴二つ、と言うが……。ケガの理由がああいった不名誉なものだからセラフィモンの周囲は隠そうと躍起になっているけれど、このままでは週刊誌のネタにされてしまうだろう」
 それは『お気の毒様』と笑っていられる事態では無い。
「それじゃ、今、三大天使の均衡は崩れてしまっているというの? 大変……!」
 私は考え込む。
「……申し訳ない……」
 ケルビモンは深く頭を下げた。
「こちらの警備が手薄にならないように配慮するが……」
「ええ、気をつけるわ。何かあったら伝えるから……」
 やがて、乳母やがお茶を、ファントモンが益子焼のかわいい皿に並べた焼き菓子を大事そうに運んで来た。
「ええ! 『すっとこどっこい』やっつけちゃったの?」
「それは良うございました!」
 ファントモンと乳母やは素直に喜んでいるけれど、何か起きそうで私は不安だった。



 ケルビモン達が帰ってから、私は自分の部屋の縁側で物思いに沈んでいた。
 三大天使の力の均衡が崩れることは滅多に無いこと。この機を狙うという者もいるはず。何事も起きないと良いけれど……。
 次にメタルファントモンが現れた時に相談しなくちゃ、と考えていると、ふわりとファントモンが現れた。広い庭のどこかで遊んでいると思っていた私は、
「ファントモン。こちらにいらっしゃい」
 と手招く。けれどファントモンはこちらに来ようとしない。空中に漂い、首を横に振る。
「どうしたの?」
 こちらから近付こうとしたら
「何でもないっ」
 と逃げようとしたので、私は不安になった。
「お待ちなさい!」
 ファントモンの前に飛び、素早く捕まえる。ふわりと揺れるその体を優しく抱き、
「どうしたの?」
 と促した。
「あの……」
 ファントモンは何か後ろめたいことがあるみたい。私と目を合わせようとしない。
「何かあったの?」
「……変なヤツがいた。それだけ」
「変な? どこに? お客様だった?」
「違う。御主人様に用があったみたいだけれど、あの……」
「何?」
「そいつ、強いんだ」
「強い? まさか戦ったの? 名前は?」
「名前は知らない……。強いヤツだって思って警戒したら、笑われた。オレじゃ戦っても相手にならない、って……」
「それで?」
「悔しいけれど、我慢した。オレ、もう戦えないし……。オレ、そいつが御主人様に会うの、すごく嫌だったから……『何でもするから、来ないで』って言ったの。そうしたら……」
 ドキリ、とした。
 ――何を交換条件にしたの!?
「それで?」
「……盗られた」
「え?」
 ファントモンは衣の内から、先ほどケルビモンがくれた透明な入れ物を取り出した。焼き菓子がいくつか残っていたはずなのに、今は空だった。ファントモンは、悲しいけれど困惑の方が強かったみたい。
「オレ、からかわれたみたい……」
 ファントモンには苦手な相手だったようで、膨れっ面になっているみたい。もちろん、ファントモンの表情は解らないけれど……。
「後で乳母やに代わりに何かお菓子を入れてもらいましょうね。きっと何かくれるわ」
 元気付けようとそう言ったら、
「うん!」
 と、すぐに立ち直り、さっそくファントモンは乳母やを探しに行ってしまった。台所へ一直線に向かうその姿を見送り、私は再び庭に視線を向ける。
「そこにいるのなら、出ていらっしゃい」
 気配は感じられないけれど、もしかしたらずっとファントモンの後をつけてきた者がいるのかもしれない、と予想してのことだった。
「私に何か用? 誰なの?」
 声をかけると、真っ白い羽が空中に舞い始めた。
 ――え!? まさか、そんな……!
 どこからともなく現れた数枚のそれと共に、十二枚の純白に輝く羽を持つデジモンが現れた。
 癖のある短い金髪。澄んだ水色の瞳。人間の子供に近い姿の天使のような姿に、私は眉をひそめた。
「ルーチェモン……」
 私と同じ七大魔王と呼ばれるそのデジモンは、成長期の姿だけれど強い力を持っている。昔は私を慕って懐いていたけれど、ある頃からすっかりひねくれてしまい、外見とは正反対のわがまま放題、破壊放題の子になってしまった……。
「久しぶりだね、リリスモン」
 ファントモンから取り上げた焼き菓子をサクッと齧り笑みを浮かべる。子供のようなその笑みからは、何を考えているのか解らない。
「用があるのなら私が応じるわ」
 そう言うと、
「用はあったんだけれどね」
「何かしら?」
「忘れた」
「忘れた?」
「うん」
 ルーチェモンは左手のひらに乗せた焼き菓子を右手で一つ摘み、
「これ、美味しい」
 と言い、また食べる。
「お菓子を食べに来たの?」
「そうかもしれない」
 ルーチェモンは楽しそうに笑う。
「嘘。違うでしょう?」
「どっちでもいい。とても楽しかったから。こんなに愉快な気持ち、久しぶり」
「ファントモンをからかって楽しかったの?」
「うん、面白かった。単細胞をそのままデジモンにしたみたいに単純だね、あの子」
 お菓子を全部食べ終わったルーチェモンは、手をぱたぱたと払うと、
「また来る」
 と言った。
「来ないでちょうだい。ファントモンにちょっかい出さないで。かわいそうでしょ?」
「嫌だよ」
「怒るわよ」
「だってさ、リリスモンはあの子と指きりしたんだよね?」
「え……ええ、そうよ」
「――じゃあ、あの子って、殺そうとしても死なないんだよね?」
「何を言うのっ! ルーチェモン!」
 ルーチェモンは私が怒ることも含めて楽しんでいるみたい。
「今度は他のデジモンも連れて来るよ。そうだね――例えば、リヴァイアモンを連れて来ようか?」
「何ですってっ!」
 ルーチェモンは小声で笑うと、
「冗談だよ」
 と言い残し、姿を消した。
 ――リヴァイアモンを? ファントモンの弱点だと、どうして知っているの?
「私のファントモンの前に二度と現れないで!」
 と私は怒鳴り、撒くための塩を取りに台所へ向かった。


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《ちょっと一言》
 今回のタイトルの『B』は『バナナ(Banana)』です。違うものを想像した方、ごめんなさい!そして、悲劇というより喜劇のような・・・(苦笑)
 ケルビモン好きなのですが、今回の彼はデジモンフロンティアの彼に近いかも?
 ルーチェモン出しちゃいました。リリスモンの回想シーンで出る程度のはずが、実際に登場してしまいました。いじめっ子な雰囲気ですが、どうなることやら・・・。

 文中に出てきたケルビモンからファントモンへ渡されたお菓子について。これを書いた頃に、にょろ子様からいただいたお菓子がとてもかわいかったのでモデルにさせていただきました。かわいくて美味しかったです!ありがとうございましたv

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