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1992*4##111


「なんだコレは?」
尸魂界への定期報告の為に訪れていたルキアは伝令神機に届いたメールを見て、思わずそう呟いた。
相手は一護からだ。



『ルキア、・・・・・・・1992*4##111』










【1992*4##111】







「これは何という意味だ?」
「ん?・・・・ああ。」

現世に戻ってきたルキアは、自分の部屋でベッドの上で雑誌を読みながら寛いでいた一護にあのメールを見せながら訊ねた。


「さっぱり意味が解らん、教えてくれ!!」
「イヤダッ!!」
「はあっ!?」


自分で送っておきなが教えぬとは・・・・。
床に座っていたルキアは、怒りながら一護の服の襟に掴み掛かる。そして頬をつねった。


「イデッ、何すんだよ!!」
「貴様が教えてくれぬからではないか!!」
「自分で考えるっていう思考回路は、お前に無ェのか?」
「無いッ!!!」
「テ、テメェ!!」

取り敢えず、自分の襟と頬にあるルキアの手を離して落ち着くよう言った。








「ヒントぐらいは教えてやってもいいぞ」
「本当か?!」
「格好良い言葉じゃ無い」
「“愛してる”とかじゃ?」
「///違う!
・・・好きな奴にも苦手な奴にも使うかな?」
「んっ?」



それを聞いたルキアは、解らんと言わんばかりに首を傾げ、必死に答えを見つけようとしている。



「(か、可愛い・・・・)
ごめん、とかと一緒にいるし…」
「んんっ?」
「ガキだってその親だって誰もが使ってる言葉、だな」
「ああっ、ますます解らん!!!」



ヒントを聞いている筈なのに、どんどん解らなくなっていくルキアは怒って一護をキッと睨んだ。
一護はそんなルキアを見て楽しそうだ。
それもまた、ルキアを逆撫でした。
ルキアは更に怒りが込み上げ一発殴ってやろう・・・そうしようとした瞬間、
最後のヒントだと一護が言った。



「もしたとえばの話・・・そんなガラじゃねェけど、俺の人生最後の言葉は・・・・・笑ってコレかな?」









「本当に、解らぬ」
黒崎家のリビング。
あの後、遊子に夕飯が出来たと呼ばれ、風呂に入り後は就寝するだけ。
しかし、まだあの暗号が解らずソファに身を沈め寝転がりながら画面と睨めっこしている。


「あれ、ルキ姉なにしてんの?」
「夏梨か、実は……。」


経由を聞いて、ソファに座りルキアと一緒になって画面を見る夏梨。
と・・・・・・。


「ん?・・・・・・ああ、そういうことか!」
「解ったのか?!」
「あのね、これがこうで……………」









コンコンッーー
「はい?」
「私だ」
「ルキア?どうした、入れよ」

扉を開け入室を促す。
どうやら、予習をしていたらしい。一護はそのまま椅子に、ルキアはベッドに腰掛けた。

「んで、なんだ?」
「…………一護」
「んっ?」













『ありがとう』
立ち上がったルキアは、一護に跨るような態勢で自分からキスをした。
………たくさんの感謝と愛情を、最も大切な貴方へ。
この言葉と口付けを贈ろう。



*Fin*
got it on8/28
thanks for季結サン

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あきゅろす。
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