短編小説 2 「さてさて、煩い爺どもは退席しますかね」 「じゃあ後は若い者同士で」 「あっはっはっはっはは〜!!!!」 二人の煩い爺どもはそそくさとどっかへ行きやがった。俺と…もう一人、俺の向かいにいる女の子名は杉本美幸(スギモトミユキ)を置いて… 春「はぁ〜いっち待ったよ…」 美「……………」 春「あの〜」 美「何?」 春「とりあえず何か話さない?」 美「そうね…」 春「君はいいのかい?こんな俺なんかとお見合いなんて」 美「私はお祖父様のためならね…まぁそれなりに私にも好みがあるけど」 この子…いやこの女は、なんかムカつく!!最初見たときはとても綺麗な女の子だと思ったが前言撤回!! この女性格が悪い!! 美「…………」 春「まぁとにかくよろしく」 美「ええ、貴方が私に相応しいか、じっくり見させてもらうわ」 やっぱりムカつく!!! 美幸のお祖父様は気品がよく家事をそつなくこなし、頭もよくとびっきりの美人だと言った。一応あってはいるが、性格は物凄〜く悪いのだ。 [前へ][次へ] [戻る] |