短編小説
9
美「はいどうぞ」
春「ありがとう…」
美幸が持ってきた茶碗を受け取り無言で食べる。なんか…ぎこちない雰囲気…
だが、そんなぎこちない雰囲気を打開された。
美「あの…」
春「うん?」
美「あっ…///」
何か美幸が顔を赤くして箸でおかずを取って俺の前に持ってくる。
これは所謂、『あ〜ん』というやつではないだろうか!!
美「あっ…くっ……ぁ〜ん///」
恥ずかしながらも美幸は恥ずかしさを堪えて俺にあ〜んを求めている。
春「あっあ〜ん///」
俺もぎこちないが恥ずかしながらもそれに応えてやった。
美「どっどお?」
春「モグモグ……ゴックン!………うまい///」
美「///」
二人とも今ので顔はタコが湯で上がるように真っ赤になった。あぁなんか頭がクラクラする。
教訓…慣れないことは無理にせんほうがいいな///
結局あれから何度も恥ずかしながらもあ〜んをしながら食事をした。
なんか新婚夫婦のようなやり取りだったような。
これはダチには教えられないな。聞けば群がり虚しい鉄槌が俺に下るだろうから。
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