大空に抱かれて 7
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昨夜は、母が心配で…、実家に泊ったけれど…
子供達や恭弥さんは、大丈夫だろうか?
朝食や、昼食はどうしたのだろうか?
恭弥さんと子供達は上手く行っているだろうか?
他にも色々と心配で、
母の足の腫れがだいぶ引いたのを確認し、
なるべく急いで自宅に帰って来た…。
玄関を入ると、
スグに賑やかな子供達の声が二階から響いて来た。
どうやら、三人で楽しく遊んでいるようだ。
(正確には、一番下の真衣を上の2人が遊んであげている…という感じ?)
急いで…声の聞こえる長女の部屋に向かった…
軽くノックをし長女の部屋に入る…と、
スグに…
「ママ! …お帰りなさい!」
と、嬉しそうに真衣が飛びついて来た。
「…ただいま。 良い子にしていましたか?」
子供達の嬉しそうな顔を見て、自然に顔が綻ぶ。
「ばあばの足、…大丈夫ですか?」
と、心配そうに尋ねる真衣の横で、
政紀も拓弥も、同じように心配そうな顔を向ける。
「う〜ん…、当分の間は痛いと思うけど…」
「あまり動かないようにしてたら、たぶん大丈夫ですよ。」
「…まだ、痛いんだ? 可哀想だね…」
「完全に良くなるまで、まだ…かかりそう?」
と政紀。
「お医者様のお話だと…」
「無理をしなければ、それ程長くかからないそうよ?」
「ふぅん…」
「…で、母さんは…暫く櫻井の方に行ったりするの?」
と今度は、拓弥が尋ねて来た。
「…無理をしなければ、日常的な事は出来るし…」
「大丈夫みたいだから帰って来たのですよ。」
そう答えると…何故か三人揃って…
「「「良かった〜」」」
と…心底安堵した!という風に声が出た…。
その様子に…
私が居ない間に、何か困った事があったのかと思い、尋ねる…
「…何か、あったのですか?」
そうすると…三人が顔を合わせ…
…長男の政紀が、代表して話しを始めた。
「…いや、あの」
「特別に困った事があった訳じゃないんだけど…」
「その…」
「…父さんが…色々と大変そうだったからね。」
「…?…」
「…大変そうだった、って…どんな事があったのですか?」
「あの…、朝食や昼食の用意とか…がちょっとね。」
「父さんは一生懸命に作ってくれたし、美味しかったけど…」
「ちょっと…気不味いというか…」
隣から真衣が…
「パパの作ってくれた朝食もランチも、美味しかったです!」
「…でも…休日の朝は和食じゃないって知らなかったし…」
「何を作れば良いか…迷ってるみたいだったの。」
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