大空に抱かれて 14 (後書き)
(後書き)
久々の雲雀さん夢の更新でした。
相変わらずの、家族シリーズですが…如何でしたか?
これも他の物と同じく一年以上も前に一度書いてPCに保存していた物ですが
公開する前に一部変更しています。
正確には書き足して、少々詳しくした感じです。
私の書くものは、基本ほのぼのしかないので…
毎回あまり激しい事件はないのですが
今回も、ゆるい事件?があっただけ…
雲雀父が、普段していないお料理を、
無理してでもしなければならない状況になりました。
でも、最終的には…
それが切欠で、更に家族と夫婦の絆を深める…
という展開になっています。
今回、初めて次男の拓弥君が、
普段…
本当は心の中で思っている事=“父親に対する感謝”を、
ボソッとですが…
言っている所も、この作品のポイントです。
(表現は素直ではありませんが、これで雲雀さんには充分に伝わるのです。)
父親と自分の二人しか居ない所で…
それも正面から言うのではなく…
聞こえるかどうかぐらいの「独り言」として
ポツリと呟く所が、拓弥君らしいと思います。
そしてそれを聞いた父親である雲雀さんも、
聞いたのかどうか解らないぐらいに
さり気無く反応し…特に返事も何も言わないまま…
という所が、この親子の付き合い方なのです。
この場に他に誰かひとりでも居たら、
拓弥君は、何も言わなかったと思います。
一方、雲雀さんの方も…
この事は誰にも言わないだろうと思います。
妻の優子さんにも内緒の…
「男同志の秘密的な、お互いだけが知っていればよい」…という態度。
父親と息子…
それも、似た者同士の付き合いは結構難しい事だと思いますが
こんな風に、似た者同志だからこその
「二人にしか解らない世界」の共有も…実はこっそりしている…
と、そんな風に思っている管理人です。
そして、もうひとつ、この作品のポイントが
後半の雲雀さんの内心の独白部分。
優子さんの言動を通じて、
『女性とは。母性とは。…女性特有の強さの正体とは。』
という事について考察しています。
雲雀さんのセリフにはなっていませんが…
結論としてタイトルの
『家庭内の大空は=母親(女性達)』である、
という事に、思い至っている部分です。
夫や子供達を…
大らかな優しい心で抱擁し優しく包み込む…大空(母)。
相手が優秀であるから愛する…のではなく
“無条件で愛する”。
そして“見返りを求めない愛”。
愛しい相手を、ひたすら純粋に愛し…
その全てを(ダメな部分も含め)包み込む。
それこそが…母性と言われる物の真の姿(聖母)であり、
女性達が得意とする分野であろうと思います。
それをRE!的に表現すると…
『大空』になると思うのです。
家庭の要として「大空=母親」が居て、
その母親に家族全員が見守られているという事を表して…
『大空に抱(いだ)かれて』と表現しました。
(※大空と聞いて、ツナの登場を期待していた…かもしれない方には申し訳ありません(苦笑))
解説を入れないと、少し解り難いタイトルだったですよね?
これで、ご理解頂けたでしょうか?(・・;)
これは、実は…
私自身が目指している理想の姿でもあります。
日々、どうにかしてヒロインの優子さんのようになりたい…
と思いつつ生活している人です(笑)
でも…言うは易く行うは難し…です(苦笑)
「聖母(マドンナ)たちのララバイ」
という歌をご存じでしょうか?(歌手は岩崎浩美さん)
あの歌の歌詞は、これに通じる内容なのですが…
私的に、この歌は私の心情にピッタリです。
「外で闘う男性達を慰め傷を癒し、再び元気にして、その真価を発揮させてあげたい」
「見えない黒幕として、裏から支えて…その命を最大限に生かす手伝いをしたい」
というのが…私の希望(のぞみ)なのです。
私は自分の性格的に、自分が先頭に立って何かをするよりも、
補佐的に、参謀的に支える方が得意だと感じています。
その方が結果として、
より大きな仕事が出来るだろうと…自覚がある人ですので
特に、そのような発想になるのだと思いますが…
何かをする時に…
自分が目立つ事だけを考えるのではなく、
世の中の発展の為や、家庭内の平和・幸福の為には…
『自分はどの立ち位置で活躍するのが一番お役に立てるか』
という視点で自分を見つめ…
自ら『適材適所』になるように動く…
という考え方をし『自ら、自分を生かす道を探す』のも
大事な事(自分にとっても周囲にとっても)ではないか、と思います。
…尤も、これは、私なりの考え方ですので
お読みになられた方々に押し付けるつもりは毛頭ありません。
只…そのような考え方もあるのだな、と思って頂ければ幸いです。
さて、この後の7は…恒例の「おまけ会話」です♪
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