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鋼鉄王国メタリカーナ-無料wokipedia
┣ 猿面王の詩(改訂版)要約A

数年後、遂に山から獣たちがやって来た。
輝く鋼の鎧を纏ったオマーチャーが彼らの前進を阻んだ。獣たちの絶え間ない攻撃とオマーチャーの揺るがぬ防御の中、戦いは果てしなく続くかの様だった。
双方とも多大な死者が出た。だが、1人のオマーチ人は血の海に倒れる前に最低1ダースの獣を道連れにした。

最後にコタ王と腹心のカモスィは、とある湖の畔で獣たちの王と相対した。獣たちの王は人間の二倍の体格を持つ巨大な熊で全身銀色の毛に覆われていた。

コタ王の神から授かった黒鉄の斧、カモスィの大鎌と獣の王の巨大な爪が火花を散らした。
この戦いがオマーチの民と獣たちの戦の最終的な勝敗を決するのは明らかだった。3日3晩戦いは続き、三者とも疲労の極に達した。
だが結末は訪れた。。

カモスィが身を捨てて獣の王の爪を受け止めたのである。
その隙にコタ王の斧は獣の王の首を斬り落としたが、カモスィもまた息果てていた。(これより後に、カモスィの謇族であるカモシカたちは急速に数を減らしていく事になる)


コタ王がカモスィの亡骸を前に怒りと嘆きの叫びを上げると、その叫びに呼応するかの様に湖の中から一匹の竜が姿を現した。
(この竜は、オマーチの地のサイノリーリバーの主とも、鋼鉄の神の使いとも伝えられている)

コタ王は竜の背にまたがると、力を合わせて湖の底の大岩を突き崩し、勢い良く流れ出た水は獣たちの大半を押し流してしまった。総てが終わった後、竜とコタ王の姿もどこにも見当たらなくなっていた。

かくして、王と同胞の大半を失った獣たちは消沈してオマーチの地から去った。ライチョ女王は、コタ王の訃報とカモスィの遺体を里に持ち帰った。
彼らが帰ると里では皆が嘆き悲しんだ。
だが、カモスィの遺体を火葬する時、鋼鉄の神とコタ王の魂が現れライチョとカモスィを連れ去った。

オマーチャーの悲しみは大きかったが彼らは立ち直った。
彼らは土地を復興させ、かつての様な平和な地を再び築く事に全力を尽くしはじめたのだった。。


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あきゅろす。
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