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死神とダンス♪
75.悪魔の微笑みぃ♪

「さぁ、私も時間がないし、そろそろ杉崎君の部屋に案内してくれるかな?」

「はい!!喜んで案内しますので、会長を紐でも縄でも…いっそ、手錠でもはめてどこへでも連れ去って下さい!!」

「了解しました」

 俺は気合を入れて…副会長さんは俺を面白がるように………魔王を倒すべく、俺の部屋へ向かう。



 倉吉は、副会長さんを見た途端、逃げ出そうとしたがそこは副会長さんが………ガシッと悪魔の微笑みを浮かべて肩を掴み、あえなく逃亡は失敗に終わった。

 副会長さんは、去り際に今度から副会長さんではなく名前を呼んで欲しいと言われた。

 その展開はどうも、【腐男子友の会】の古市に読まされたBL本に出で来る『王道君』で、それはちょっと…っと、言うと、今度は俺にまで悪魔の微笑みをし。

「会長となんでもなくなったのなら、今度はちゃんと杉崎君と友達になりたいんだ。私の名前は『サトミ コクヨウ』…名前が無理なら、サトミ先輩でも、サト先輩でもいい。杉崎君、そう呼んでくれるよね?」

「ハイ、サトミセンパイ…」

 悪魔の微笑みがあまりにも怖くて、サトミ先輩と呼ぶことにする。

 あと、4日しかないから、そう呼ぶ機会もあまりないかもしれないが、仲の良い先輩ができて少し嬉しかった。

 それにしても、あの強引に話しを通す姿勢にあの口調、どっかで聞いたことがあるような………。






 あと3日。

 倉吉が追いかけて来て、雪次に撃退してもらう。



 あと2日。

 またしても、上記以下同文。



 そして、俺がここにいられる最後の日、クリスマス・イヴ。

 俺は今日、雪次と………この世とお別れする。

 最後は笑顔で………それが俺の今日の、最後の目標だ!!と、思っていたのに…そう、うまくいかないようです。神様のいじわる…。



 雪次がいない隙に、倉吉に温室へ連れ込まれました。

 その時、雪次は夕食の準備中で、俺は手伝えないので………てか、邪魔にされて、寮内を散歩中にばったり倉吉に遭遇。

 逃げる隙もなく、現在に至る。

 さすがに12月末、外は寒かったが、温室は当たり前だが温かかった。

 しかも、やっぱり見慣れないドキツイ花も咲いていたりする。

 誰だよ、この温室を世話している奴!!←完全な八つ当たり。


[後退〜♪][前進〜♪]

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あきゅろす。
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