俺の幽霊事件簿まとめ
おまけ2〜俺が夢の中でキレた理由〜A
〔幽、幽霊部部室の奥にある箱…アレには決して触れてはいけない〕
「言われるまでもなく、部員全員アレには近づかないよ!…て、それにしても、アレなんなのさ!」
封印もさることながら、番傘の五月雨様まで番人?(番妖怪)になっている物。
怪しさ満点!幽霊部一、危険なモノだと誰もが納得するあの箱。
中身は問いたくないが、ここでその話題が出たのであえて聞いてみる。
〔アレの中身は実は視てない………。何十年前に学園に行った時、保護者の誰かに除霊を頼まれたもので封印は厳重にしたが………実は、その時―――〕
じーちゃんの続く言葉に俺はキレる。
夢であろうが、手当たり次第にザコ球をじーちゃんに投げつけ、霊体であるじーちゃんにかみつき、暴れるにいいだけ暴れてやったさ!!
おかげで夢は消え、ベッドに起き上がった俺は、ザコ球を握りしめキリキリ締め上げていたのは当然だろう。
悪い、ザコ球………若干、死にそうになっているが、元々幽霊だし…許してくれ。
ちなみにじーちゃんが最後に言った言葉は。
〔実は、その時、幽霊部部室に預かってもらったんだが、その当時の理事長と話し込んでいたら………そのまま忘れた…〕
…この台詞にキレない奴はいないだろう!!
危険物質…もとい、中身のわからぬ怪しさ満点の封印された箱…。
俺はこの封印が解かれることがないことを祈るばかりだ。
おまけ2〜俺が夢の中でキレた理由〜 おしまい
[*祓い給え][清め給え*]
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