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俺の幽霊事件簿まとめ
File.15
 それから勝負はどうなったって?

 もちろん、勝負などつくはずもなく、引き分け………北斗は、実家のじーさんに賀茂家の名誉挽回といかないまでも、俺を苦しめたとされ、褒められたそうだ。

 これって、ある意味俺は苦しんだっと、言っていいのか???

 勝負の日から北斗は、白蛇・耀姫を寮&学園内に好き放題連れまわしている。

 白蛇・耀姫がいることにより、より陰陽師とみられることからなのだが、蛇嫌いな先生が学園内にいて、時折り、悲鳴が上がり賑やかになっている。頑張れ、先生!



 その後、北斗は幽霊部に入部した。←幽霊部が勝負時のブツ提供(妖怪達)の条件がこれだったようだ。

 入部しても予備幽霊部員として、部室には近寄れない存在ではあったが、生徒達の霊的相談員として、部室以外の場所で部費を稼いでいる。

 もちろん、相談員であることから、ドッピンクの腕章を付けなければならないのだが、北斗の制服の上は陰陽師の衣装なので、ドッピンクのタスキになった。

 さすがの北斗もこれには引きつった顔をしていたが、白蛇・耀姫を学校に連れ歩くにはこれをしていないとダメなどという理由から、しぶしぶ毎日タスキをしている。



 どうやら幽霊王子が、ドッピンクの『幽霊相談員』の腕章を、白蛇持ち込みの許可書みたいなものになるように、生徒会と裏取引したようだ。

 北斗を見ていると、俺はまだ腕章で良かったと思ったほうがいいんだろうなー。



 北斗が幽霊部に入部に一番喜んだのは、俺様先生こと穂積先生。

 毎日、教室に来るたび北斗を贔屓している。

 今では、北斗の座席が教卓の前(中央の一番前)になっていて………さすがの北斗もイライラして、そのたび白蛇・耀姫が首からニョロニョロさせている姿は、皆を凍りつかせている。←いくら奇人変人の集まりのF組でも、蛇には弱かった。



 それにしても、もう勝負などというものは、一生遠慮したいものだ。

 特に幽霊関係は、何もしなくても憑かれる………ではなく、疲れる。






俺の幽霊事件簿3〜俺が挑まれた理由〜 おしまい


[*祓い給え][清め給え*]

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あきゅろす。
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