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俺の幽霊事件簿まとめ
File.12

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 ○月×日明朝、式部幽君、15歳が櫻ヶ丘学園高等部敷地内で、何者かの手により変死体となって発見されました。

 周囲には妙な液体がとびちり、何か事件に巻込まれた可能性があるとのことです。

 犯人はいまだはっきりわかっておらず、現在警視庁では現場検証を始める模様です。

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 で、【俺の幽霊事件簿2】 BAD END!?

「がぅぅーーー!!そんなのイヤじゃぁぁーーー!!」

 自分の考えに凹みながらも、幽霊王子にすがってみる。

「取引材料はなんでしょう?」

 幽霊王子はニコニコ笑みを見せているが、この感じは、ただでは引き受けてはくれないだろう…。

 俺は泣く泣く条件を聞いてみる。

「幽霊部入部が条件!ほら、どうする?」

 ヒラヒラっと、いつの間にか用意してあった幽霊部入部届けの用紙を振る、幽霊王子…一度殺してやりたい。



 抹殺か入部か…。

 選択肢は1つしか残されていないじゃないかー!!

 ………渋々ながら、幽霊部入部届けにその場で記入。

 カキカキ………。

 こうして俺は幽霊部に入部することになった。






「皆さん、お騒がせしてすみません。この生徒は、オレの睡眠障害を解決してくれるためにわざわざ教室まで来てくれた、1年F組の式部幽君です。多少、強引な方法ではありましたが、オレのたっての頼みなので、彼に乱暴なことはしないで下さいね」

 幽霊王子は、笑顔全快の王子スマイルでクラス全体を見回し、説明する。

 そうすると、教室にいる生徒達からは…。



「すごい下級生もいたもんだな…。あのローズを起こせるとは…」

「薔薇王子が言うなら、仕方がないよね…」

「病気の治療だしね」

「ローズもやっと、先生の授業をまともに参加することができるようになるのか」

 最後の台詞は教師のもので、とても感激して泣き出している。



 オイ、幽霊王子、お前は睡眠障害なんかじゃねーだろー!!


[*祓い給え][清め給え*]

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あきゅろす。
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